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中村亀吉

代表銘柄:玉垂・亀吉

青森県

AOMORI

1913年創業

中村亀吉の建物
中村亀吉の建物(2022年撮影)「Nakamura Kamekichi Brewery.jpg」 — 写真:掬茶 / CC BY-SA 4.0縮小・WebP変換

株式会社中村亀吉は、大正2年(1913年)に当主の中村亀吉により、現在の青森県黒石市にあたる地で創業された酒蔵です。代表銘柄は「玉垂」と「亀吉」で、「玉垂」の酒名は、勝海舟と親交のあった弘前市本行寺の住職が洞窟修行中に口にした岩雫の美味さに心を打たれた故事にちなんで命名されました。

「和協一致」を社是に掲げ、仕込み水には南八甲田山系の豊富な伏流水を使用。長年にわたり伝統的な津軽杜氏の技を受け継ぎ、蔵の個性と風土色を大切にした酒造りを行っています。品評会においても高い評価を受け、数々の賞を受賞してきました。醸されるお酒は口当たりがやさしく、コクとまろやかな味わいが特徴です。

なお、黒石市の中町こみせ通りに位置する伝統的な佇まいの建物は、1986年に放送されたNHK大河ドラマ「いのち」の撮影舞台にもなりました。

中村亀吉の歩み

株式会社中村亀吉は、大正二年(1913年)、現在の黒石市中町にあたる地で、初代中村亀吉によって創業されました。以来、酒造りの名工といわれる津軽杜氏の技を長年にわたり受け継ぎ、蔵の個性と津軽の風土色を大切にした酒造りを続けています。

代表銘柄「玉垂」の名は、明治維新の英傑・勝海舟と親交のあった弘前市本行寺の住職、日熙上人にちなみます。日熙上人が洞窟の中で座禅を組み修行に励んでいた際、したたり落ちた岩雫が唇をぬらし、それがあまりにも美味だったという故事から命名されました。

蔵の店舗は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている黒石市中町のこみせ通りに面し、軒先に杉玉を掲げた昔ながらの佇まいを今に伝えています。1986年に放送されたNHK大河ドラマ「いのち」の津軽ロケでは、この建物が撮影の舞台に使われました。

全国新酒鑑評会では、平成15酒造年度から令和7酒造年度にかけて8回入賞しています。「玉垂」名義では平成15酒造年度(金賞)、平成17酒造年度、令和4酒造年度、令和6酒造年度、令和7酒造年度の5回、「玉垂 大吟醸」名義では平成21酒造年度(金賞)、平成23酒造年度、平成25酒造年度の3回、それぞれ入賞しており、金賞は平成15酒造年度と平成21酒造年度の2回です。

仙台国税局が主催する東北清酒鑑評会でも、2023年と2025年に吟醸酒の部で優等賞を受けています。青森県酒造組合の鑑評会でも近年着実に評価を重ねており、平成23年の青森県産新酒鑑評会では純米酒の部で金賞、令和5年の新酒鑑評会では吟醸酒の部で金賞を受賞しました。秋に行われる青森県産清酒鑑評会では、令和5年・令和6年の吟醸酒の部でいずれも優等賞第三席、令和8年の吟醸酒の部でも製造場総合評価4席の優等賞を受けています。

海外の全米日本酒歓評会にも出品を続けており、大吟醸A(精米歩合40%以下)の部の出品酒「大吟醸 玉垂」は2006年に金賞、2007年・2008年に銀賞を受賞しました。大吟醸B(精米歩合50%以下)の部の出品酒「純米大吟醸 亀吉」も2006年に銀賞、2007年に金賞を得ています。純米の部でも2006年に「純米酒 津軽娘」が金賞を受賞しており、津軽娘もまた同蔵の実在する銘柄です。

酒造りの特徴

蔵のある津軽地方東部は、りんごと米に恵まれた土地柄で、水も米も良く、酒造りに適した地域です。「和協一致」を社是に掲げ、仕込み水には南八甲田山系の豊富な伏流水を使用し、磨き抜いた伝来の酒造技術を尽くして、蔵の個性と風土色を大切にした地酒づくりを行っています。醸されるお酒は、口当たりがやさしく、コクとまろやかな味わいが特徴です。

代表銘柄「玉垂」のなかでも、大寒の凍てつく寒さの時期にのみ丹念に低温醗酵仕込みを行う「玉垂 大吟醸」は、ふくよかな芳香とまろやかな口あたりが持ち味の一本です。普段づかいの「玉垂 上撰」は、くどさのないすっきりとした喉越しで、冷やから熱燗まで幅広い温度で楽しめます。

創業者の名を冠した「亀吉 特別純米辛口酒」は、ほのかな含み香と良い口あたりを持ちながら、辛口の中にもまろやかな味わいを併せ持つこだわりの酒で、冷やからぬる燗まで合わせやすい一本です。

県外にはあまり出回らず、青森県内で日常的に飲まれてきた地酒です。

代表銘柄

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玉垂

創業以来の看板銘柄です。大寒の厳寒期にのみ丹念な低温醗酵で仕込む「玉垂 大吟醸」はふくよかな芳香とまろやかな口あたりが持ち味で、普段づかいの「玉垂 上撰」はくどさのないすっきりとした喉越しが特徴です。全国新酒鑑評会では平成15酒造年度と平成21酒造年度に金賞を受賞し、平成17・23・25、令和4・6・7の各酒造年度にも入賞しています。全米日本酒歓評会でも「大吟醸 玉垂」が2006年に金賞、2007年・2008年に銀賞を得ています。

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亀吉

創業者の名を冠した銘柄です。「亀吉 特別純米辛口酒」は、ほのかな含み香とまろやかな味わいを辛口の中に持たせた酒で、冷やからぬる燗まで楽しめます。全米日本酒歓評会の大吟醸B(精米歩合50%以下)の部では、出品酒「純米大吟醸 亀吉」が2006年に銀賞、2007年に金賞を受賞しています。

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見学・購入

蔵見学
なし
直売所
黒石市中町のこみせ通りに面した店舗で直接購入できます。
補足
酒蔵そのものの見学は行っていませんが、NHK大河ドラマ「いのち」のロケ地となった店舗内部は見学できます。営業は平日のみで、土日祝は休業です。最寄りの弘南鉄道黒石駅からは徒歩約10分、東北自動車道黒石インターチェンジからは車で約10分の距離です。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
青森県黒石市大字中町12
創業
1913年

出典

aomori-sake.or.jp / tohokukanko.jp / japansake.or.jp / kameya.shop / city.kuroishi.aomori.jp / kuroishi.or.jp / saketime.jp / sakenopage.com / shinise.tv

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