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大地酒造

代表銘柄:花笑み

大分県

OITA

1885年創業

1885年(明治18年)に大分県佐伯市で創業し、かつて佐伯藩主毛利家の御用達として親しまれてきた酒蔵です。後継者問題により一時は廃業の危機に直面しましたが、2018〜2019年に地元の池田敬氏らが事業を承継し、佐伯市上浦へ醸造所を移設して、2020年から新蔵での製造を始めました。仕込み水には、蔵に隣接する「暁嵐(ぎょうらん)の滝」の地下水を使用しています。仕込み水やお酒を濾過せず、「香り穏やか、味わい深い食中酒」をコンセプトに丁寧な酒造りを行っています。

代表銘柄「花笑み(はなえみ)」には「花が咲いたような明るい笑顔」の意味と、飲んだ人が笑顔になるようにという願いが込められています。「Japan Women's SAKE Award(美酒コンクール)2023」では「花笑み 特別純米」が金賞、「花笑み 純米大吟醸」が銀賞を、2026年の同コンクールでは「花笑み 純米吟醸DOLCE」が金賞を受賞しています。

大地酒造の歩み

大地酒造は、1885年(明治18年)に現在の佐伯市にあたる大分県最南部の地で創業した酒蔵です。佐伯藩を治めた毛利家の御用達の清酒として、長く親しまれてきました。かつては大分県南部を中心に約5万升を出荷していましたが、小売店の減少などで出荷数が落ち込み、五代目蔵元の大地正一さんは後継者問題から蔵をたたむことも考えるようになっていました。

そこへ「酒造りをしたい」と訪ねてきたのが、佐伯市で酒店を営んでいた池田敬さんです。池田さんは、市内の田んぼを借りて山田錦を作付けし、約500キロを収穫し、本気度を示しました。熱意を受け止めた大地さんから酒造りを教わり、佐伯の清酒と焼酎の文化を後世に残したいという思いで、地元出身の兄弟が蔵を引き継ぐことになりました。

会社は2018年7月に合資会社から株式会社に組織変更され、大地家から池田家へと承継されました。蔵の公式の沿革では2019年(令和元年)を事業承継の年としており、池田敬さんが現在の六代目蔵元です。弟の池田司さんは県内の二つの蔵で酒造りを学んだ経験を持ち、杜氏として酒造りを担っています。

より良い水を求めて、蔵は佐伯市船頭町から同じ佐伯市の上浦へ移設されました。新蔵の建設は2019年で、2020年(令和2年)から新蔵で清酒の製造が始まっています。会長となった大地さんも「蔵は彼らに譲ったが、今、彼らと仕事している」と語っています。

近年の評価として、2023年の第1回「Japan Women's SAKE Award 〜美酒コンクール2023〜」では、花笑み 特別純米がライト&ドライ部門で金賞、花笑み 純米大吟醸がリッチ&ウマミ部門で銀賞に選ばれました。女性の酒類専門家らによるブラインド審査で、特定名称ではなく香味別に審査されるコンクールです。2026年の第4回美酒コンクール2026宮城大会では、花笑み 純米吟醸DOLCEがリッチ&ウマミ部門で金賞を受けています。

酒造りの特徴

目指す酒質は「香り穏やか、味わい深い食中酒」です。海の幸にも山の幸にも恵まれた美食のまち・佐伯で、食事の邪魔をせず、飲み飽きしない酒を心がけています。仕込み水は、蔵のすぐ隣にある暁嵐の滝の地下水で、周辺は硬水が多い鉱山帯ですが、蔵では軟水の井戸を掘り当てました。この水を濾過せずに使っています。

搾った酒も無濾過で、火入れをしてから出荷します。薬品や添加物など「剤」のつくものは一切使いません。麹の使用割合は一般に吟醸酒で19〜21パーセント、純米酒で20〜22パーセントが目安とされるなか、大地酒造は23パーセントを使い、手間はかかっても麹の量にこだわっています。

原料米は、事業承継の前から約7年にわたり、一部を自社で育てた山田錦でまかなってきました。協力してくれる農家が年々増え、いまでは全体の8割近くが地元産の米で、山田錦、にこまる、美山錦を使います。2020年から2021年の時点では、障がい者の就労を支援するNPO法人と連携して山田錦を栽培しており、まだ一部ですが原料米に使っていました。ラベルも1本ずつ手貼りしていました。

新蔵への移転から2年目の時点では、麹をふるいにかけて一粒ずつさばけの良い麹をつくり、ピーク温度を高めにして力強い麹を目指していました。酒母では、タンクの周りに張った水の温度を微妙に変え、もろみは温度管理のできる冷蔵庫の中で約10度に保って育てていました。花笑みのほかに、龍爽香(純米吟醸)や天眞 雪正宗(純米酒)、熟成古酒の瑞鳳30年もつくっています。音楽ユニットglobeのマーク・パンサーさんとの企画酒もあり、ワイン酵母で仕込んだ純米大吟醸の仏歌鬼舞(ふっかきまい)は、精米歩合48パーセントの山田錦を使っています。

30年熟成の古酒原酒の舞龍もあります。

代表銘柄

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花笑み

「花が咲いたような明るい笑顔」を意味し、飲む人が笑顔になるようにという願いを込めた大地酒造の代表銘柄です。純米80、純米酒、特別純米、純米吟醸、純米大吟醸のほか、甘口のドルチェ、ワイン酵母のヴァン・ルヴェールがあります。ラベルは椿、カスミソウ、ダリア、ユリ、胡蝶蘭と花の絵で、花言葉でも贈り物に選べます。特別純米は山田錦とKA-4酵母を使った、やや辛口の酒です。2026年の美酒コンクールでは、甘口のドルチェ(純米吟醸)がリッチ&ウマミ部門で金賞でした。

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見学・購入

直売所
公式サイトからオンラインで購入できます。大分県外には特約店があり、大分県内の特約店は蔵への問い合わせで案内しています。
補足
電話での問い合わせは月曜から金曜の9時から17時に受け付けています。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
大分県佐伯市上浦大字浅海井浦277-1
創業
1885年
公式サイト
oochi.saiki.jp

出典

oita-sake.or.jp / japansake.or.jp / sakeyodo.com / sakenomy.jp / hands-on-local.com / ikedasaketen.com / prtimes.jp / uminoichiba.jp / oochi.saiki.jp / jetro.go.jp / makuake.com / saketime.jp / sakagura-press.com

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。