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中山酒造

代表銘柄:白米城

三重県

MIE

1820年創業

三重県松阪市小阿坂町に蔵を構える中山酒造は、1820年(文政3年)に創業した約200年の歴史を持つ酒蔵です。代表銘柄「白米城」の名は、地元にある阿坂城の別称「白米城」に由来しています。

松阪牛の産地としても知られる自然豊かな環境の中、阿坂の地で栽培された酒造好適米と地元の天然伏流水にこだわった地酒造りを行っています。スッキリとしたキレのある辛口の地酒を醸すほか、超辛口の特別純米酒「松阪牛」といった名産地にちなんだ銘柄も展開しています。

2017年2月の火災で蔵の大半を焼失しましたが、同年11月に仕込みを再開しました。15年以上熟成させた古酒「琥珀城」は、ロンドンで開催されるコンテスト「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」の日本酒古酒部門で、2014年と2015年に銀賞を受賞しています。

中山酒造の歩み

中山酒造は、文政3年(1820年)に創業した三重県松阪市の酒蔵です。看板の銘柄「白米城」は、蔵の近くにある国指定史跡・阿坂城跡の別名に由来します。室町時代、北畠満雅が籠城した際に、馬の背に白米を流して水が豊富にあるように見せかけ、水断ちを仕掛けた幕府軍を退けたという伝説にちなんだ名前です。

2018年時点では、中山正昭さんと妻の美貴さんが蔵を切り盛りしていました。美貴さんは2017年の時点で、約15年にわたり麹造りや仕込みにも携わっています。「白米城 純米大吟醸」は特撰街日本酒コンテストの純米大吟醸部門で全国1位を獲得し、モンドセレクション世界酒類コンクールでは3年連続で金賞を受賞してインターナショナル・ハイ・クオリティ・トロフィーも受けたと、蔵の発表にあります。

また、15年以上熟成させた「琥珀城」は、ロンドンのインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の日本酒古酒部門で、2014年と2015年に銀賞を受賞しました。蔵の発表では、2017年にも、20年以上熟成させた純米酒「あざか」がIWCで銀賞に選ばれています。このほか、蔵の発表では、2009年10月の第4回日本全国美酒鑑評会で「松阪牛」が上位入賞酒となっています。

2017年2月6日、新酒の仕込みのさなかに蔵は大きな被害を受けました。昼食のためにわずかに蔵を離れた午後1時ごろ、使用中の電熱器のコードがショートして出火し、強風にあおられて、1995年に建てた仕込み蔵、麹室、瓶詰場、事務所など、蔵のほとんどが焼失しました。廃業も考えましたが、得意先や親族、愛飲者の励ましを受けて再建を決意しました。

奇跡的に焼け残ったのは、天保13年(1842年)に建てられた酒蔵でした。ここで熟成していた純米酒を「息災熟成純米酒 めざめ」としてクラウドファンディングで販売し、2017年に346人から約410万円の支援を集めて、設備の修繕と機材の購入にあてました。同じ年の11月には仕込みを再開し、12月に少量ながら新酒「しぼりたて」を醸して、大みそかには完売しています。

酒造りが止まっていた間には、酒粕を使った「酒粕コンフィチュール」を松阪市の菓子店との協力で開発し、シナモンくるみや黒糖レーズンなどの味を揃えて、じわじわと人気が広がりました。

酒造りの特徴

蔵の周囲に広がる阿坂の里で栽培された酒造好適米と、白米城址の天然伏流水を使い、地元の風景が思い浮かぶ地酒を目指して造られています。2017年の時点では、熟成純米酒に三重県産の山田錦と五百万石、三重県が開発した酵母MK-1を使っていました。

ラインナップは、アッサンブラージュで仕上げた純米吟醸「時代を彩る千両役者」、イセヒカリを使った純米大吟醸「伊勢光」、牛のラベルが目を引く淡麗超辛口の特別純米酒「松阪牛」、魚介に合わせる純米吟醸「伊勢海老」など、松阪や伊勢の土地柄を映した商品が中心です。「伊勢光」に使うイセヒカリは、平成元年に伊勢地方の御神田で台風に倒れず立っていた稲から見つかった品種です。2013年の時点では、フルーティーな純米吟醸「農と匠の酒」や、冬季限定の「しぼりたて生原酒」と「にごり酒」も販売していました。

「松阪牛」の日本酒度は、2013年はアルコール分15度で+15、2017年は+10〜+15の幅でした。

熟成にも力を入れています。2013年の時点では、蔵の水田で栽培した北錦で仕込んだ日本酒を15年以上熟成させた古酒「琥珀城」を販売していましたが、現在の公式ショップの商品一覧には載っていません。焼け残った天保13年の蔵で20年以上熟成させた「あざか」は、公式ショップで扱ってきた古酒で、ビーフステーキやすき焼き、伊勢海老の塩焼きなどによく合う食中酒です。

また、2017年から、松阪興産の農業事業部と組み、イセヒカリを使った日本酒「伊勢乃神」シリーズの醸造を担っています。

代表銘柄

白米城

白米城は、中山酒造の看板銘柄です。名前は、蔵のそばにある阿坂城跡の別名に由来します。純米酒を中心に、阿坂の里で栽培された酒米と白米城址の天然伏流水を使って造られます。ラインナップには、特別純米酒、純米吟醸、純米大吟醸のほか、障がいのあるアーティストが手がけたラベルの特別純米酒もあります。15年以上熟成させた古酒の「琥珀城」は、2013年時点で販売されていました。火災後は、少量ながら新酒の「しぼりたて」も復活しました。

見学・購入

直売所
蔵の公式オンラインショップで、日本酒を購入できます。酒粕コンフィチュールも取り扱いがありますが、品切れの時期があります。
補足
見学を希望する場合は、事前に蔵へ問い合わせてください。電話は0598-58-2308です。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
三重県松阪市小阿坂町2532
創業
1820年
公式サイト
hakumaijoh.com

出典

mie-sake.or.jp / maff.go.jp / securite.jp / ameblo.jp / rakuten.co.jp / jizake-mie.jp / hakumaijoh.com / makuake.com / nikkei.com / kankomie.or.jp / city.matsusaka.mie.jp / ac.auone-net.jp

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