本文へ移動

丸彦酒造

代表銘柄:三重の寒梅・伊勢正宗

三重県

MIE

1867年創業

丸彦酒造は、三重県四日市市川島町に位置し、慶応3年(1867年)に創業した酒蔵です。創業当初は「鈴木酒造場」として「丸彦正宗」などを製造し、昭和期には「はま娘」が親しまれ、平成6年には現在の主力銘柄「三重の寒梅」が誕生しました。代表銘柄にはほかに「伊勢正宗」などがあります。

仕込み水には鈴鹿山系の麓から湧き出る中硬水の地下水(自噴水)を使用し、原料米には三重県産などの山田錦を積極的に採用して地産地消や品質にこだわっています。伝統的な蔵人の技術を守りながら、「口中で広がって喉で消える」透明感のある味わいや、淡麗でありながら米のふくよかな旨味が広がる食中酒としての酒造りを追求しています。

受賞歴としては、代表銘柄の大吟醸「三重の寒梅 元帥」が全国新酒鑑評会で6回の金賞を受賞した実績があります。

丸彦酒造の歩み

丸彦酒造株式会社は、慶応3年(1867年)に鈴木彦左衛門が酒造業を興したことに始まる酒蔵です。彦左衛門はもともと現在の四日市市川島町にあたる地の地主で、小作から地代として受け取る年貢米が豊富にあったことから酒造りに参入したと伝えられています。創業当初の屋号は「鈴木酒造場」で、「丸彦正宗」という酒を製造していました。

昭和3年(1928年)には「丸彦酒造合名会社」として法人化しました。普通酒が全盛だった昭和中期には5代目鈴木彦松が「はま娘」を売り出し、三重県清酒品評会で5年連続の首位賞を受賞するまでに育てました。「はま娘」という名は主な出荷先だった横浜にちなんだもので、第二次世界大戦後には関東方面への出荷も始まりました。かつて川島町には8軒の酒蔵がありましたが、企業整備による集約を経て、現在同地に残る蔵は丸彦酒造株式会社のみとなっています。

平成4年(1992年)に級別制度が廃止されて特定名称酒の時代を迎えるなか、平成6年(1994年)4月、6代目鈴木哲夫が新たな主力銘柄「三重の寒梅」を誕生させました。消費者の日本酒離れが進む時代にあって、老若男女に美味しいと喜んでもらえる「本物の日本酒」を追求したいという想いから生まれた銘柄です。

三重の寒梅を率いる杜氏は、三重大学建築科の出身で、酒造りとは無縁の経歴の持ち主です。平成15年(2003年)、26歳のときに「酒を作らせてください」と丸彦酒造に飛び込みで入り、平成17年(2005年)に杜氏となりました。杜氏就任からほどなくして、三重の寒梅は全国新酒鑑評会の平成17酒造年度に50年ぶりとなる金賞を受賞し、平成20酒造年度まで4年連続で金賞を重ねました。その後も平成26酒造年度と平成29酒造年度に金賞を受賞し、金賞は6回を数えます。

三重県新酒品評会(純米吟醸酒の部門)でも、平成19年・22年・25年に三重の寒梅が首位賞を受賞しました。名古屋国税局酒類鑑評会では、三重の寒梅の大吟醸が平成26年・平成29年・令和2年に、伊勢正宗の純米酒が平成27年と平成29年に、それぞれ優等賞を受賞しています。さらに大吟醸「三重の寒梅 元帥」は2020年度の日本酒品評会「SAKE-China」大吟醸部門(精米歩合50%以下)でプラチナ賞を、純米吟醸「三重の寒梅」辛口は全国燗酒コンテスト2020で金賞を受賞しました。

現在は藤原大地氏が代表取締役を務めています。祖父から代を継ぎ、母の実家である丸彦酒造の伝統を守りながら、新しい酒造りにも挑戦を続けています。

酒造りの特徴

三重の寒梅の仕込みに使う米は、三重県伊賀地方や兵庫県で栽培された酒造好適米「山田錦」を100%使用し、精米歩合は40%から60%まで磨き分けています。最上位の大吟醸「三重の寒梅 元帥」は精米歩合40%まで磨き込んだ米の芯だけを使用しています。一方、伊勢正宗は純米酒に三重県産米を用いて精米歩合60%に、本醸造生貯蔵酒と普通酒には精米歩合65%の米を用いており、三重の寒梅とは異なる米づかいで昔ながらの晩酌向けの酒質に仕上げています。

仕込み水には鈴鹿山系の麓から湧き出る中硬水の地下水を使用しています。仕込み水はもちろん、洗い物に至るまで全量をこの地下水でまかなっており、水に恵まれた土地で酒造りを続けています。

精米・洗米・浸漬・蒸米・製麹・酒母造り・仕込み・上槽という日本酒造りの工程を、蔵人の技術によって一つひとつ丁寧に積み重ねています。火入れは62度でじっくりと行う低温殺菌が基本で、貯蔵時に火入れをしない生貯蔵酒も伊勢正宗・三重の寒梅の各シリーズにそろえています。主力の三重の寒梅は「口中で広がって喉で消える」透明感のある味わいを目指し、フルーティーで和食にも洋食にも合う食中酒として造られている一方、伊勢正宗は普通酒から純米酒まで軽快な喉越しを持ち味とする、昔ながらの晩酌向けの酒として造り分けられています。

代表銘柄

[PR] 本セクションは楽天アフィリエイトのリンクを含みます。画像は銘柄に関連する販売商品の一例です。

三重の寒梅の関連商品画像関連商品・楽天市場

三重の寒梅

平成6年に6代目鈴木哲夫が誕生させた丸彦酒造の主力銘柄です。契約栽培の山田錦を100%使用し、鈴鹿山系の伏流水で仕込んでいます。フルーティーで透明感のある味わいが特徴で、和食にも洋食にも合う食中酒を目指しています。最上位の大吟醸「元帥」は全国新酒鑑評会で平成17酒造年度から4年連続を含む6回の金賞を受賞しており、三重を代表する銘柄に育っています。

楽天で商品を見る

伊勢正宗

丸彦酒造がもう一つの柱として造る銘柄で、普通酒から本醸造生貯蔵酒、純米酒まで幅広い酒質をそろえています。軽快な喉越しでキリッと冷やして楽しめる本醸造生貯蔵酒や、三重県産米を使い米の旨味をたっぷり感じられる純米酒などがあり、日常の晩酌に寄り添う「昔ながらで新しい」味わいを追求しています。純米酒は名古屋国税局酒類鑑評会で平成27年と平成29年に優等賞を受賞しました。

見学・購入

直売所
自社サイト内のオンラインショップのほか、蔵でも直接購入できます。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
三重県四日市市川島町1863-2
創業
1867年
公式サイト
www.mienokanbai.jp

出典

sakenomy.jp / gi-mie.jp / sakagura-press.com / gifu.fun / mienokanbai.jp / sakeworld.jp / goshu-pro.jp / nrib.go.jp

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。