本文へ移動

清水酒造

代表銘柄:巖乃泉

神奈川県

KANAGAWA

1751年創業

清水酒造の店内
清水酒造の店内(2025年撮影)「Shimizu shuzo inside 250322.jpg」 — 写真:Saichi31 / CC BY 4.0縮小・WebP変換

宝暦元年(1751年)創業で、神奈川県内の酒蔵の中で最も古い歴史を誇る老舗蔵元です。「ていねいに造り、ていねいに売る。」を家訓とし、長年にわたり伝統の酒造りを続けています。酒造りでは水へのこだわりが強く、敷地内から汲み上げる良質な地下水を仕込み水に使用。気温が低くなる時期に昔ながらの「寒仕込み」を行うなど、丁寧な酒造りを徹底しています。代表銘柄の「巖乃泉(いわおのいずみ)」は、味のバランスが取れたスッキリとした後口と、爽やかな味わいが特徴です。

国際的な食品審査会であるモンドセレクションでは、大吟醸が1996年から5年連続、大吟醸純米酒が1997年から3年連続で金賞を受賞しています。蔵の発表では、国内外の公的機関による品評会での受賞や推奨品認定も多数受けています。

清水酒造の歩み

清水酒造は、徳川九代将軍家重の時代にあたる宝暦年間(1751年)の創業で、神奈川県内で最も古い歴史を持つ蔵です。初代の藤八郎が、現在の相模原市緑区相原で酒造りを始めたと伝えられています。

のちに五代目定一郎の時代に、より良質な水を求めて現在の緑区中野に蔵を移しました。水を求めた蔵元らしく、一代に一つ井戸を掘ってきたほど水にこだわってきました。「ていねいに造り、ていねいに売る。」という家訓は創業当時から変わらず、いまも蔵の姿勢として受け継がれています。

昭和29年(1954年)、七代目太重の時代に法人化し、後に八代目となる巖にちなんで、銘柄を「巖乃泉」としました。九代目太郎の頃からは、大吟醸や大吟醸純米酒といった特定名称酒に力を入れるようになります。国際的な食品審査会であるモンドセレクションでは、大吟醸が1996年から2000年まで5年連続で金賞を受賞し、大吟醸純米酒も1997年から3年連続で金賞を受けています。蔵の発表では、全国新酒鑑評会での金賞受賞歴もあり、国内外の公的機関による品評会での受賞や推奨品認定を多数受けています。

蔵があるのは、丹沢山系に抱かれた山里の津久井湖に近い、県道65号沿いの古い町並みです。周辺は城山湖、津久井湖、相模湖、奥相模湖、宮ヶ瀬湖の五つの湖に囲まれ、神奈川県の水瓶の役目を果たしています。鎌倉時代の初めに相模国の領主津久井氏が城山に津久井城を築いたことが、津久井という地名の起こりと言われます。代表者の清水圭太さんは、蔵について「神奈川県の山の中で、たくさんの水源(湖)に囲まれた昔ながらの小さな酒蔵ですよ」と話しています。

蔵の説明では、現在の建物はもとは幕末のころに建てられた醤油蔵で、梁や柱には地元の山から切り出した木が使われています。

酒造りの特徴

仕込み水には、丹沢山系の良質で豊富な地下水を使っています。蔵の敷地には3つの井戸と、山から引いた湧き水の合わせて四つの水源があり、現在使っている井戸は一つです。酒造りの水へのこだわりは、移転の理由にもなったほど古くからのものです。

仕込みは、気温が下がる冬の時期に行う昔ながらの寒仕込みです。代々受け継がれてきた道具を使い、気温の下がるタイミングを見計らいながら、伝統的な製法で仕込みます。原料には国産米を用いています。

目指す味わいは、甘味、酸味、辛味、苦味、渋味の五味に旨味と香りを加えたものが調和した、バランスのよい酒です。蔵元は、利き酒をするとしっかりした味わいと香りがあると説明しています。

かつての商品構成では、大吟醸は兵庫県産の山田錦を精米歩合40%まで磨き、大吟醸純米酒は精米歩合50%、吟醸純米酒と吟醸は精米歩合60%、本醸造や原酒、普通酒は精米歩合70%と、等級ごとに磨きの度合いを分けていました。このほかに青梅とゆずを使ったリキュールや、酒粕も製造しています。酒はほとんど地元でしか流通せず、津久井や相模原市内の酒販店と蔵元の直売所が主な買い場です。津久井の名産である組紐を巻いた吟醸純米酒「津久井城」もあります。

代表銘柄

巖乃泉

蔵の代表銘柄で、八代目当主の巖にちなんで名づけられました。すっきりとした後口と程よいバランスが特徴で、すっきりした中にもお米由来の上品な甘みと旨味があり、魚介系の料理と相性のよい酒です。吟醸純米酒は刺身や天ぷら、鍋物に合わせやすい一本です。大吟醸や大吟醸純米酒、吟醸純米酒、本醸造などがそろい、モンドセレクションで金賞を重ねた銘柄です。

見学・購入

直売所
蔵元の直売所があります(相模原市緑区中野1322)。日曜と祝日が定休日です。津久井や相模原市内の酒販店でも取り扱いがあります。
補足
酒蔵の見学を希望する場合は、事前に蔵元へ予約とお問い合わせをしてください(電話 042-784-0010)。JR橋本駅からバスで約30分、バス停「奈良井」から徒歩1分です。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
神奈川県相模原市緑区中野1322
創業
1751年
公式サイト
www.shimizusyuzo.com

出典

kanagawa-jizake.or.jp / jimotto.jp / sagasaga.net / suigen.jp / shimizusyuzo.com / pref.kanagawa.jp / ssz.or.jp / kanagawa-sake-tourism.com / kanagawa-kankou.or.jp

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。