SAKE BREWERY — GUNMA
永井酒造
紹介
1886年(明治19年)、初代当主の永井庄治が群馬県川場村の水の良さに惚れ込んで創業した酒蔵です。「自然美を表現する綺麗な酒造り」を理念とし、武尊山から尾瀬の大地を経て濾過されたやわらかな天然水と厳選された酒米を用い、伝統の技と最新の設備を融合させた酒造りを行っています。代表銘柄には「水芭蕉」「谷川岳」「武尊の雪」などがあり、全国新酒鑑評会では通算18回の金賞を受賞しています。また、瓶内二次発酵による本格スパークリング日本酒「MIZUBASHO PURE」の開発や、コース料理に合わせて日本酒を楽しむ提案「NAGAI STYLE」を展開するなど、日本酒の革新と価値向上に挑み続けています。「MIZUBASHO PURE」はフランスの国際コンテスト「Kura Master」でスパークリング部門最高賞を受賞するなど国内外で高く評価されています。さらに、尾瀬の自然保護をはじめとする環境保全活動やSDGsの取り組みにも力を入れています。
歴史
永井酒造は1886年(明治19年)、初代永井庄治が群馬県川場村の水に惚れ込み、この地での酒造りを決意して創業しました。利根川源流域に位置する川場村は、武尊山や尾瀬の山々に降った雨や雪が長い年月をかけて濾過された軟水に恵まれた土地であり、この「惚れ込んだ水」を守るため、蔵は仕込み水の水源となる沢の両脇の森林を少しずつ買い足し、保全してきました。1952年には株式会社として正式に設立されています。
1992年、永井酒造は品質にこだわった主軸ブランド「水芭蕉」を発売し、1994年には吟醸造りに特化した新蔵「水芭蕉蔵」を完成させました。2008年には、構想から10年をかけて瓶内二次発酵による発泡性清酒「MIZUBASHO PURE」を開発しています。2013年に代表取締役社長へ就任した六代目蔵元・永井則吉氏(1972年川場村生まれ、1995年東海大学工学部建築学科卒業後入社)は本格的なスパークリング日本酒の先駆者として知られ、2016年には一般社団法人awa酒協会を設立し初代理事長に就任しました。
永井酒造は長年の熟成酒研究を経て2013年に「Vintage Sake」を発売し、2014年2月には「Dessert Sake」を発売してコース料理に合わせて日本酒を楽しむ提案「NAGAI STYLE」を完成させました。2020年のKura Master審査会では、スパークリング部門で第一位および審査員賞を受賞しています。
蔵元は環境保全にも力を入れており、2020年9月には「尾瀬の水芭蕉再生プロジェクト」を創設しました。地球温暖化による雪解けの減少や鹿による食害で群生地が減った尾瀬の水芭蕉を、群馬県立尾瀬高等学校と協力しながら種から育て、2030年までに大清水湿原で2万本の水芭蕉を咲かせることを目標に活動を続けています。2026年には創業140周年を迎え、記念のイベントも蔵で開催されました。
酒造り
永井酒造の酒造りの核となるのは、標高2158mの武尊山からの伏流水を、尾瀬の恵みを受けた川場村の地で汲み上げている仕込み水です。ミネラルを豊富に含む軟水で、口に含むとふわっと膨らむような甘みを感じ、後味にほのかなミネラル感が残るのが特徴です。永井酒造はこの水を守るため、水源となる裏山の森林を保有し、環境保全に努めています。
米は、お互いの顔が見える信頼関係を築いた契約農家から調達しており、兵庫県産の最高級「山田錦」や、川場村産の酒米「雪ほたか」を使用しています。仕込みには最新鋭の醸造設備を導入する一方、大切な工程では伝統的な手造りの技を大切にし、「最新の設備と伝統の技の融合」による酒造りを行っています。
また日本酒の熟成にも早くから取り組んでおり、長期的な研究を経て2013年に「Vintage Sake」を発売したほか、2008年には瓶内二次発酵による発泡性清酒「MIZUBASHO PURE」を開発し、本格的なスパークリング日本酒のパイオニアとして高く評価されています。コース料理に合わせてスパークリング・スティル・ヴィンテージ・デザートの4タイプを楽しむ「NAGAI STYLE」という提案も行っています。
蔵データ
代表銘柄
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- 尾瀬の酒
- 武尊の雪
水芭蕉:1992年に発売された永井酒造の主軸ブランドです。契約栽培された兵庫県産「山田錦」や川場村産「雪ほたか」を用い、フルーティーで華やかな香りと、やわらかで優しくエレガントな味わいを特徴とします。瓶内二次発酵によるスパークリング「MIZUBASHO PURE」やヴィンテージ酒、デザート酒などラインナップは多岐にわたり、Kura Masterのスパークリング部門で受賞するなど国内外で評価されています。
谷川岳:利根川源流にそびえる名峰・谷川岳(標高1977m)にちなんで名付けられたブランドです。仕込み水由来のほのかな甘みを感じながらも、辛口でキレのある「毎日飲んでも飽きのこない」味わいを目指して造られています。純米大吟醸のほか、群馬県産の「群馬KAZE酵母」で醸した源水吟醸などのラインナップがあり、最新設備を用いながらも大切な工程は伝統的な手造りで丁寧に仕込まれています。
武尊の雪:永井酒造が手がける辛口の定番酒として親しまれてきた銘柄です。仕込み水の水源である武尊山の名を冠しており、地元群馬の酒販店では「辛口と言えばこのお酒」として紹介されています。1800mlサイズなどで販売され、日常的に楽しめる辛口酒として地域で親しまれています。
見学・購入
なし
直売店「古新館」(こしんかん)。蔵カフェを併設し、日本酒や関連商品を購入できます。所在地は蔵元と同じ群馬県利根郡川場村大字門前713です。
蔵の見学は旅行会社Otonamiのテロワールツアーで提供されています。テイスティングルームSHINKAは完全招待制です。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
同じ群馬県の酒蔵
出典
sakagura-press.com / nagai-sake.co.jp / sakenomy.jp / japansake.or.jp / hacostyle.com / pref.gunma.jp / gunma-sake.or.jp / gltjp.com / prtimes.jp / ja.wikipedia.org / jozo.or.jp / tanoshiiosake.jp / kawabakankou.gunma.jp / oze-e-sake.jp / nihonshucalendar.com / otonami.jp
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