本文へ移動

珂北酒造

代表銘柄:袋田紀行・旭桜

茨城県

IBARAKI

1896年創業

1896年(明治29年)に「齋藤酒造店」として創業し、1960年に珂北酒造有限会社として設立されました。現在は珂北酒造株式会社として営業しています。「良質な酒には良質の水を」という考えのもと、奥久慈大子の自然環境と清らかな水を生かした酒造りを行っています。代表銘柄は「旭桜(あさひざくら)」です。温度変化の少ない伝統的な土蔵の酒蔵で三段仕込みを行い、吟醸酒などを蔵の中でゆっくり貯蔵・熟成させる長期熟成酒にも力を入れているほか、ホテルや飲食店向けのオリジナル酒などOEM・受託製造にも対応しています。

受賞歴としては、フランスで開催された日本酒コンクール「Kura Master 2024」の古酒部門において、「旭桜 吟醸古酒」および「旭桜 交叉」が金賞を受賞しています。

珂北酒造の歩み

珂北酒造は、茨城県北部の久慈郡大子町内大野にある酒蔵です。創業は1896年(明治29年)で、当初は齋藤酒造店の名で営まれていました。1960年(昭和35年)10月に珂北酒造有限会社として設立され、清酒に加えてリキュールの製造販売も手がけています。2024年時点では、スピリッツの製造販売も事業に加えています。2026年時点では珂北酒造株式会社として営業しており、代表取締役社長は齋藤弘道氏です。

蔵のある大子町は、日本三大名瀑の一つに数えられる袋田の滝、茨城県の最高峰である八溝山、男体山、久慈川の清流、奥久慈温泉郷といった自然に恵まれた土地です。盆地特有の地形から夏は暑く冬は非常に寒い、寒暖差の大きな気候で、蔵はこの環境のもとで清らかな水を用い、発酵を丁寧に行う酒造りを追求しています。蔵元は、良質な酒には良質な水が要るという考えから先代がこの地を選んだと説明しています。2025年時点では、蔵元は一人で技術を磨きながら酒を醸していると説明しています。

1996年には、創業から100周年を迎えた記念として特別な酒を造りました。この酒は長い熟成を経て、2024年にフランス・パリで開催された日本酒コンクール「Kura Master」の古酒部門で金賞を受賞した「旭桜 吟醸古酒」となっています。同じ年の古酒部門では、「旭桜 交叉」も金賞に選ばれ、2024年6月10日の発表を受けて、蔵は受賞酒の予約を受け付けました。

近年は、祝いの席向けに「升升半升(ますますはんじょう)」という商品も展開しています。1升瓶2本と半升を合わせた4,500mlの瓶に、300ml瓶15本を組み合わせたセットで、益々繁盛の願いを込めた縁起酒です。2025年には、デザイン会社が制作したオリジナルラベルで企業の設立10周年祝いに納めた事例もあります。ホテルや飲食店向けのオリジナル酒など、OEM・プライベートブランドの受託にも一貫して対応しており、「小さな蔵だからこそ実現できる自由な挑戦」を掲げています。

酒造りの特徴

蔵は、奥久慈大子の環境のもとで育まれた寒造りの酒を掲げています。原料米はなるべく米処の酒造好適米を厳選し、温度変化の少ない伝統的な土蔵の酒蔵で、初添・中仕込・留仕込の三段仕込みによって、さまざまな製造方法に対応できるよう工夫を重ねています。毎年新酒の製造も行っています。

貯蔵と熟成にも力を入れています。吟醸酒などは蔵の中でゆっくりと貯蔵して熟成させ、純米大吟醸酒や大吟醸酒は温度を管理した冷蔵庫の中で、時間をかけてじっくり熟成させています。

Kura Masterで金賞を受賞した2本は、いずれも長期熟成の古酒です。「旭桜 吟醸古酒」は美山錦を100%使い、精米歩合60%の原酒で、醸造用アルコールを添加し、3年以上貯蔵しています。アルコール度数は17.0%、日本酒度は±0です。「旭桜 交叉」は1998年に製造した吟醸酒と2010年に製造した大吟醸酒のブレンドで、山田錦と美山錦を半々に使い、精米歩合は60%、アルコール度数は16.0%、日本酒度は-4です。

古酒特有のまろやかな風味に軽やかさが調和し、古酒をあまり好まない人でも心地よく楽しめる仕上がりの酒です。

受託製造にも取り組んでいます。オリジナルブレンドの開発から少量生産、大量生産まで、日本酒の製造を請け負い、依頼主の希望に合わせたオーダーメイドの日本酒を仕上げています。

代表銘柄

袋田紀行

旭桜

「旭桜(あさひざくら)」は、新酒から長期熟成の古酒まで手がける珂北酒造の代表銘柄です。2024年のKura Master古酒部門では、創業100周年を記念して1996年に造られた「旭桜 吟醸古酒」と、1998年製の吟醸酒と2010年製の大吟醸酒をブレンドした「旭桜 交叉」の2本が金賞を受賞しました。「交叉」は古酒のまろやかさに軽やかさが調和した味わいが特徴です。

見学・購入

蔵見学
あり(要事前確認)
直売所
2024年時点では、蔵に試飲と販売のコーナーがありました。
補足
酒蔵見学は事前予約制で、所要時間は1時間半ほどからです。製造工程の詳しい説明、日本酒の飲み比べ、酒造りの歴史と文化の話、質疑応答の時間があります。2024年時点では、茨城県や大子町にゆかりのある作家の作品を常設するギャラリーコーナーもありました。見学費用は問い合わせが必要です。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
茨城県久慈郡大子町大字内大野1887
創業
1896年
公式サイト
kahokusyuzo.com

出典

kuramaster.com / sake-times.com / kahokusyuzou.com / sakedata.jp / mindcity.org / gourmetpress.net / 26p.jp / weekendibaraki.com / nipponselect.com / 193inc.jp / kahoku1896.jimdofree.com / kahoku1896.jimdo.com / web.archive.org

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。