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足立農醸

代表銘柄:MIYOI

大阪府

OSAKA

2023年創業

大阪府高槻市の富田団地内に拠点を置き、日本初の「団地酒蔵」を掲げる醸造所です。代表の足立洋二氏が2021年に兵庫県丹波市で農業事業として足立農醸をスタートしたのち、2023年10月に高槻の団地内に醸造所とカフェを開設し、2024年3月に酒類の製造免許を取得しました。足立氏が自ら醸造を手がけています。

代表銘柄は「MIYOI(美酔)」です。大阪府産の米を主原料に、果汁や果実(木苺、イチゴ、ライチなど)、ハーブなどの多彩な副原料を醪(もろみ)に投入して一緒に発酵させるクラフトサケの製造を行っており、冬季限定で出汁と一緒に発酵させた酒も造っています。アルコール度数を抑え、ワイングラスやシャンパングラスで楽しめる設計が特徴です。国内向けのクラフトサケにとどまらず、輸出用清酒製造免許により海外向けの日本酒製造や輸出も展開しています。

足立農醸の歩み

足立農醸は、代表の足立洋二さんが立ち上げた小さな醸造所です。足立さんは大阪市生まれで、高校卒業後にアメリカのテキサス州へ渡り、競泳選手として過ごしました。現地で日本酒の魅力に触れ、日本酒バーでの勤務を経て、青森県の八戸酒造で3年半、兵庫県の西山酒造場で2年半、蔵人として経験を積みました。

独立の出発点は2021年です。丹波市の耕作放棄地を田んぼに戻し、自ら米を育てるところから始めました。収穫したコシヒカリは青森の八戸酒造に持ち込み、同蔵の設備を借りて「KOYOI」として醸しました。初年度と2年目に約1,500本ずつ仕込み、いずれも完売しています。精米歩合80%という思い切った造りで、一部は袋吊りでも搾りました。クラウドファンディングでは目標額を大きく上回る支援を集めています。

蔵の発表では、KOYOIの「la première année」がルクセンブルク酒チャレンジ2022で銅賞、「La deuxième」がシンガポール酒チャレンジ2023で銀賞を受けています。八戸酒造時代に手がけた酒がKura Masterでプラチナ賞を受けた経験も、海外で評価される酒を造りたいという原点になっています。

2023年10月、足立さんは大阪府高槻市のUR富田団地の1階に、自前の醸造所とカフェをオープンしました。富田はかつて酒造業が盛んだった土地で、良質な水が得られることが決め手の一つでした。蔵は「日本初の団地酒蔵」を掲げています。

2024年3月には、輸出用清酒製造免許とその他の醸造酒製造免許を取得しました。国内向けにはクラフトサケを、海外向けには日本酒を造る体制です。最終的な目標は、ヨーロッパ、まずはスイスに酒蔵を構えることだと足立さんは語っています。

酒造りの特徴

醸造所は約8坪の広さで、最新鋭の機材を集めた小さな空間です。2025年時点では約10坪の立ち飲みバースペースが加わり、ガラス越しに蒸米や麹づくりから搾りまでの工程を眺められるのが特徴です。仕込みは足立さんが一人で担当しています。

中心となるのは、日本酒の製造技術をもとに果実などの副原料を加えて醸すクラフトサケです。米は地元の高槻産を使い、果物も大阪産にこだわって、旬の時期だけ仕込みます。たとえば「MIYOI Craft Strawberry」には箕面市の「富いちご」を使い、白麹由来のやわらかな酸味を生かしています。微発泡やスパークリングのタイプもあり、アルコール度数は10〜12%程度に抑えて、ワイングラスやシャンパングラスで楽しむ設計です。冬季限定で、だしと一緒に発酵させたクラフトサケも造り、評判を呼んで瞬く間に売り切れました。

「団地CRAFT 団地と果樹園物語」には、UR富田団地の果樹園で栽培されたみかんと文旦が使われています。

酒米にあえて特別な酒造好適米ではなく飯米を選んでいるのは、海外のどこでも同じ酒を造れるようにするためだと足立さんは話します。代表的な「MIYOI ライチ」は原料米が飯米、精米歩合が70%、酵母が協会9号で、アルコール度数は12%です。

輸出用の清酒は国内では流通できないため、海外向けに「MIYOI リミテッドエディション」を2024年5月にリリースしました。2024年8月時点では、中国、台湾、タイ、フィリピン、シンガポールで販売していました。2024年1月時点のカフェでは、当日の朝に手づくりするノンアルコールの甘酒や、甘酒と果物のスムージー、自家製の燻製なども提供していました。

代表銘柄

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MIYOI

足立農醸の主力ブランドです。高槻産の米と大阪産の果物などを一緒に発酵させるクラフトサケで、「MIYOI Craft」シリーズとして季節ごとに多彩な味わいが並びます。ライチ果汁を使った「MIYOI ライチ」は12%の低アルコールで、冷やして楽しめます。海外向けの日本酒にも同じ名前が付けられています。

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見学・購入

直売所
2024年1月時点では、ガラス越しに醸造所が見える7席のカフェスペースで、クラフトサケのグラス提供や瓶の購入ができました。2025年時点では立ち飲みのバースペースが併設され、醸造する様子を眺めながらお酒を楽しめます。
補足
足立さんは、日本酒をもっとフレンドリーに感じてほしいと、気軽に声をかけてほしいと話しています。2024年1月時点では、カフェで醸造所の設備や酒づくりについての質問にも説明してもらえました。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
大阪府高槻市牧田町7-55-109
創業
2023年
公式サイト
adachi-noujo.com

出典

sakagura-press.com / sakeworld.jp / adachi-noujo.com / hands-on-local.com / ameblo.jp / base.shop / ur-net.go.jp / citylife-new.com / makuake.com / dime.jp / saketime.jp

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