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原始人会

代表銘柄:女切峠

兵庫県

HYOGO

原始人会は、兵庫県加西市上万願寺町を拠点に地域の活性化や農村交流事業に取り組む団体で、2004年に結成されました。構造改革特別区域法に基づく「どぶろく特区」の認定に伴い、2005(平成17)年1月に濁酒醸造免許を取得し、町おこしの一環としてどぶろく「女切峠」の製造を開始しました。銘柄名の「女切峠(おなきりとうげ)」は、地元に悲恋の民話が伝わる地名に由来しています。

仕込みは地域の交流館で行い、約3週間で新酒が仕上がります。できたてはシュワシュワとした炭酸の感触があり、日を置くと旨味とコクが深まるのが魅力です。どぶろくには酸味の効いた昔ながらの辛口と甘口のものがあり、2014年時点では酒米「山田錦」で仕込んだものも展開していたほか、甘酒も造っています。また、交流館で農家レストラン「土一七日屋台」を運営するなど、地域の特産品開発や交流事業にも注力しています。

原始人会の歩み

原始人会は、兵庫県加西市の最北端にある上万願寺町を拠点に、地域の活性化に取り組んできた団体です。上万願寺町は戸数約80軒、人口約280人の小さな集落で、会は、65歳以上が半数以上の「限界集落」という厳しい現実が目の前に迫っていると訴えています。高齢化や過疎、田んぼに及ぶ鹿や猪の被害、放棄田の増加といった課題に対し、仕方がないと諦めず、自分たちの地域は自分たちで何とかしようと、20代から70代までの意欲ある男女が集まり、2004年に結成されました。

活動は酒造りにとどまりません。都市の人に田畑を提供して農作業を体験してもらう市民農園「しあわせ食材つくり隊」、里山の整備と害獣対策、独身男女が農作業を通じて交流する「男女ふれあい交流会」、築120年を超える古民家を再生した宿泊施設「大谷山荘」(1号館から3号館)、地元食材の農家レストラン「土一七日屋台」(どいなかやたい)などを運営し、都市と農村の交流を重ねています。

どぶろくづくりは、町おこしの起爆剤として始まりました。2005年1月28日、構造改革特別区域法に基づくどぶろく特区の認定を受け、濁酒醸造免許を取得します。同じ2005年1月に、どぶろく「女切峠」が誕生し、昔懐かしいおばあちゃんの味という甘酒「女切峠」も同時に生まれました。2005年11月には朝日放送の番組「ムーブ」でどぶろくが取材され、2008年には神戸新聞が放棄田の再生とどぶろく造りに取り組む学生たちの農村体験を取り上げています。

2011年の東日本大震災より前には、関西テレビの「ニュースアンカー」が発酵ビジネスを扱う中で、原始人会のどぶろくを取材しています。

酒造りの特徴

どぶろくの仕込みは、地域の交流館で行っています。米を洗って蒸し、冷まして麹とともにタンクへ入れ、およそ3週間で新酒が仕上がります。アルコール度数は14〜15度で、熟成が進む前に蔵出しするため、できたてはシュワシュワとした炭酸の感触があり、日を置くと旨味とコクが深まります。2015年9月には、刈ったばかりの新米コシヒカリで青瓶と白瓶を仕込み、10月中旬の完成を予定していました。

2014年時点で「女切峠」には3つのタイプがありました。青瓶は酸味の強い昔ながらの辛口、白瓶は飲みやすいように甘口に仕上げたもの、茶瓶は山田錦で仕込んだ、よりすっきりとした味わいです。2012年1月に誕生した上撰造りには試行錯誤が重ねられ、同年9月に吟醸風味の深いコクと香りをうたうバージョンアップが実現しました。山田錦のどぶろくは2013年に新たに加わっています。2014年時点では、このどぶろくは製造場でしか販売できないため、スーパーや一般の酒屋には並ばず、原始人会を訪れるか注文して買う酒でした。

2025年時点では、加西市のふるさと納税の返礼品として、上撰造りをバージョンアップした甘口の白と、酸味の強い青の2種類(各720ml)を冷蔵便で送っています。

甘酒の「女切峠」は2005年1月に生まれ、2014年3月には新しい仕込みの甘酒が仕上がりました。2015年にはピンク色の甘酒も造っています。どぶろくと甘酒の仕込みは体験として受け付けることもあり、大学生のインターンが米洗いから蒸し、麹入れ、タンクへの仕込み、3週間後の瓶詰めとラベル貼り、発送のための梱包までを体験した例があります。宿泊施設の大谷山荘でも、どぶろく仕込み体験を催しとして用意しています。

代表銘柄

女切峠

地元に悲恋の民話が伝わる地名「女切峠」(おなきりとうげ)をそのまま名にした、2005年1月に誕生したどぶろくと甘酒です。どぶろくは酸味の効いた昔ながらの辛口の青瓶、甘口の白瓶、山田錦で仕込んだ茶瓶の3タイプで、アルコール度数は14〜15度です。仕込みから約3週間で仕上がる新酒は、できたてだと炭酸がシュワシュワと感じられます。上万願寺の町おこしとして生まれた酒で、2014年時点では、スーパーや一般の酒屋には並ばず、現地か注文で買う酒でした。

見学・購入

直売所
農家レストラン「土一七日屋台」(加西市上万願寺町120の交流館)で、どぶろく・甘酒「女切峠」や地域の特産品を年間を通じて販売しています。
補足
土一七日屋台の営業時間は10時30分から15時、定休日は水曜日です。名物のぼたん鍋は要予約です。どぶろく仕込み体験は大谷山荘の催しとして別途案内されます。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
兵庫県加西市上万願寺町120
公式サイト
www.genshijin-kai.com

出典

genshijin-kai.com / kouiki-kansai.jp / kanko-kasai.com / ameblo.jp / furusato-tax.jp / maff.go.jp

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。