大利根酒造
代表銘柄:左大臣・尾瀬の雫
群馬県
GUNMA
1902年創業
群馬県沼田市の尾瀬の麓に位置する大利根酒造は、尾瀬の伏流水や群馬県産米を使用し、地域に根付いた伝統的な酒造りを行う酒蔵です。酒造りの歴史は江戸時代中期の1739年(元文4年)にまでさかのぼり、敷地内にはその文字が刻まれた酒造りの神を祀る石宮が残されています。会社としての創業は1902年(明治35年)です。
主力銘柄「左大臣」の酒銘は、平安時代末期に都を追われ、この地に身を寄せたことから里人に「尾瀬の左大臣」と親しまれた伝説の人物・尾瀬三郎(藤原國卿)に由来しています。
造りにおいては小規模蔵ならではのとことん手造りにこだわり、寒造りによって爽やかな飲み口と芳醇な香味を生み出しています。また「お燗をつけたときに美味しくなる酒」をコンセプトの一つとしており、蔵元では生酒のぬる燗など多様な楽しみ方を提案しています。
大利根酒造の歩み
大利根酒造は、群馬県沼田市白沢町高平、尾瀬の麓に蔵を構える酒蔵です。会社としての創業は1902年(明治35年)ですが、酒造りが営まれてきた歴史はさらに古く、敷地内に祀られている酒造りの神・松尾様の石宮には「元文四年」の文字が刻まれており、西暦でいう1739年、江戸時代中期にまでさかのぼります。現在は4代目蔵元の阿部倫典氏のもと、少人数の体制で手造りの酒造りを受け継いでいます。
主力銘柄「左大臣」の名は、平安時代末期にこの地に伝わる伝説に由来します。時の左大臣・藤原常房の次男で、平清盛の策略によって都を追われた尾瀬三郎・藤原國卿は、越後の七日市から、現在の新潟県魚沼市にあたる湯之谷を経て、燧ヶ岳のふもとの岩穴に住み着き、里人と気さくに交わって雑穀の濁酒を酌み交わしたことから「オゼノサダイジン(尾瀬の左大臣)」と親しまれたと伝えられています。尾瀬沼の名もこの尾瀬三郎の名にちなむとされ、尾瀬のふもと唯一の造り酒屋である大利根酒造は、この伝説にあやかって酒銘を「左大臣」としました。
蔵の敷地には、高平の地に伝わる「酒呑み地蔵」の言い伝えも残っています。雪の降る夕方に酒を求めて訪れた見知らぬ客が、竹づつの酒を三杯もおかわりしながら代金を払わずに姿を消し、残された足跡をたどると、かつて大蔵院という寺があった場所のお地蔵様の前で途切れていたというものです。以来このお地蔵様は「酒地蔵」と呼ばれ、今も敷地内に鎮座しています。
全国新酒鑑評会では、平成20酒造年度、平成21酒造年度、平成27酒造年度、令和7酒造年度に「左大臣」が入賞し、平成25酒造年度には金賞を受賞しています。また、2016年(平成28年)の第43回群馬県清酒品評会では、純米大吟醸で仕込んだ大吟醸が「優等賞」を受賞しました。
酒造りの特徴
大利根酒造は、尾瀬ふもとの冷たい伏流水と厳選した県産の酒造好適米を用い、蔵元杜氏が寒造りによって長期低温発酵させる手造りの酒造りにこだわっています。小規模蔵ならではの目の届く仕込みで、寒造りならではの爽やかな呑み口と芳醇な香味、風雅な酔い心地を生み出しており、「お燗をつけたときに美味しくなる酒」をコンセプトの一つに掲げ、生酒のぬる燗など多様な楽しみ方を提案しています。
原料米には地元産にこだわり、群馬県産の飯米「あさひの夢」を米の形に沿って磨く「扁平精米」で仕込んだ純米酒、地元・白沢地区産のこしひかりを使った純米酒、群馬県が開発した酒造好適米「舞風」を県産酵母「G2酵母」で醸した純米吟醸酒、山田錦を40%まで磨き上げた純米大吟醸など、幅広いラインナップを手がけています。しらさわ地区産こしひかりを100%使用し、自社井戸の軟水を仕込み水とする純米酒は、2021年1月に国内6例目として国税庁長官の指定を受けた地理的表示「GI利根沼田」の認証も受けています。
利根沼田地域には、大利根酒造を含め半径5キロ圏内に4つの日本酒の蔵元があります。
環境への取り組みとして、「左大臣・純米酒」は平成27年度に環境省のカーボン・オフセット制度対象商品として承認されており(承認番号:CO2-0165)、製造・運搬によって排出される二酸化炭素は、みなかみ町須田貝の森林による吸収量で埋め合わせています。720ミリリットルと300ミリリットルの瓶には、洗浄して繰り返し使用できる中容量規格統一リユースびん(Rびん)を採用し、資源とエネルギーの節約にも配慮しています。
純米吟醸「花一匁」は、2017年9月10日に開催された「TOKYO SAKE COLLECTION 2016・2017」において、女性が選ぶ「のみやすい日本酒 No.1」を2年連続で受賞しました。
代表銘柄
[PR] 本セクションは楽天アフィリエイトのリンクを含みます。画像は銘柄に関連する販売商品の一例です。
左大臣
尾瀬の麓に伝わる伝説の人物「尾瀬の左大臣」にちなむ、大利根酒造の主力銘柄です。尾瀬ふもとの伏流水と厳選した県産米を磨き、蔵元杜氏が長期低温発酵で醸しています。純米酒は濃醇な深みとコク、和やかな香りと程よい甘さが特徴で、ひやでもお燗でも楽しめます。純米酒から純米大吟醸まで幅広く手がけ、しらさわ地区産こしひかり100%使用の純米酒は地理的表示「GI利根沼田」の認証も受けています。全国新酒鑑評会では平成20・21・27酒造年度と令和7酒造年度に入賞し、平成25酒造年度には金賞を受賞しています。
楽天で商品を見る尾瀬の雫
大利根酒造が手がける本醸造酒です。尾瀬ふもとの冷たい伏流水と厳選した米を、蔵元杜氏が長期低温発酵で醸しています。すっきりとした辛口の爽やかな酒質で、ひやはもちろんお燗をつけると味わいが一層引き立ちます。日本酒度は+5、酸度1.4、アルコール分は15度以上16度未満です。総じて和食に合いますが、天ぷらや煮魚・焼魚との相性は特に良く、日本酒好きにはたまらない、呑み飽きしない正統派の本醸造酒です。
見学・購入
- 蔵見学
- あり(要事前確認)
- 直売所
- 醸造所での通信販売は、FAX注文用紙による申し込みのみに対応しており、オンラインでの注文は受け付けていません。支払いは代金引換、銀行振込、郵便振替から選べます。近隣に取り扱い酒販店がない場合の注文先となっています。
- 補足
- 蔵見学は電話またはメールで3日前までの予約が必要で、午前10時と午後2時の2回、所要時間は約30分から、2〜8名まで無料で受け付けています。案内内容はお酒の説明と見学・きき酒で、都合により見学できない場合もあるため、事前に電話かメールでの確認をお願いしています。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
蔵の基本情報
- 所在地
- 群馬県沼田市白沢町高平1306-2
- 創業
- 1902年
- 公式サイト
- www.sadaijin.co.jp
出典
gunma-saketsugu.jp / gunma-kanko.jp / sakenomy.jp / gltjp.com / issendo.jp / pref.gunma.jp / sadaijin.co.jp / nrib.go.jp / nta.go.jp / gunma-sake.or.jp
本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。