SAKE BREWERY — TOYAMA

皇国晴酒造

富山県黒部市生地296 1882年創業

紹介

富山県黒部市生地(いくじ)に位置し、1882年(明治15年)に創業した酒蔵です(創業当時の社名は岩瀬酒造)。富山湾のすぐ近くに蔵を構えています。

最大の特徴は、環境省の日本名水百選に選ばれている「黒部川扇状地湧水群」の湧水(岩瀬家の清水)が蔵の敷地内に直接湧き出ていることで、名水百選の水が敷地内に湧く日本唯一の酒蔵とされています。仕込み水をはじめ、米洗いから蔵の洗浄に至るまでこの名水を贅沢に使用し、富山県産の酒米を中心に仕込んでいます。やわらかな軟水が生み出す、透明感とキレのある清らかな酒質が特徴です。2022年秋からは、富山県内初の女性杜氏となる岩瀬由香里氏が酒造りを担っています。

代表銘柄には「幻の瀧」をはじめ、「皇国晴」「名水乃蔵」「巌瀬」や地元で親しまれる「豪華生一本」などがあります。受賞歴も豊富で、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」での金賞や「SAKE-China」純米大吟醸部門での金賞、「フェミナリーズ世界ワインコンクール」での金賞、「金沢国税局酒類鑑評会」優等賞など高い評価を得ています。

歴史

皇国晴酒造は、富山県黒部市生地(いくじ)に蔵を構える酒蔵です。明治15年(1882年)の創業と伝えられています。明治20年(1887年)には法人化しており、当時の社名は「岩瀬酒造」であったとされます。日露戦争以降に現在の社名「皇国晴酒造」へ改めたとされ、その由来は日清・日露戦争期の国の勢いにあやかったものと伝えられています。現在の代表者は岩瀬新吾氏です。

蔵が位置する黒部川扇状地一帯は、北アルプスの雪解け水が長い年月をかけて伏流水となり各所で湧き出る土地として知られています。この地域の湧水群は昭和60年(1985年)に当時の環境庁が選定した「名水百選」に「黒部川扇状地湧水群」として選ばれました。皇国晴酒造の敷地内には、この湧水群の一つである「岩瀬家の清水(しょうず)」が自然に湧き出しており、名水百選の水が蔵の敷地内で直接湧き出る、日本で唯一の酒蔵とされています。酒造りには蔵内に自噴する軟水の名水を用い、米洗いから仕込み、蔵内の清掃に至るまでこの水を使っています。敷地内には硬度の高い別の湧水も湧いていますが、酒造りには用いていません。

杜氏を務めるのは、2022年秋に就任した岩瀬由香里氏です。専務も兼ねる岩瀬氏は、富山県内で第一号となる女性杜氏であり、「我が子を育てるように愛情込めてお酒を造って参ります」とのコメントを寄せています。

当蔵が醸した酒は、長期熟成古酒ブランド「古昔の美酒」が熟成・販売する「古昔の美酒2009幻の瀧」としても展開されています。同商品は2021年のフェミナリーズ世界ワインコンクール日本酒熟成酒部門で金賞を、2022年のインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)SAKE部門古酒部門で大会推奨賞を受賞するなど、海外のコンクールでも評価を得ています。

酒造り

皇国晴酒造は「毎日気軽に飲んでいただける美味しいお酒をお届けしたい」という考えのもと、時代の流れを取り入れながらも、昔ながらの手法を大切にした酒造りを続けています。仕込みには黒部川扇状地湧水群の清らかな軟水を用い、富山県産の酒米を中心に醸しています。

代表銘柄「幻の瀧」の純米大吟醸は、富山県産酒米を精米歩合50%まで磨き、名水を使って低温でゆっくりと発酵させています。清らかで奥行きのある香りと、引き締まった酸味のバランスを持ち味としています。「名水乃蔵」は富山県産の五百万石などを精米歩合60%まで磨き、吟醸造りの手法で低温でじっくりと醸しています。華やかな香りを抑えながら米の旨みを引き出しており、冷やしても燗をつけても楽しめる酒質に仕上げています。

限定商品の「巌瀬」純米吟醸は、玄米を50%まで磨いた原酒を、香味を調整せずに1年間寝かせて熟成させる製法をとっており、少量生産ならではの奥行きのある味わいが特徴です。

蔵データ

所在地

富山県黒部市生地296

創業

1882年(富山県)

公式サイト

mabotaki.co.jp

代表銘柄

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幻の瀧:皇国晴酒造の看板銘柄です。純米大吟醸は富山県産酒米を精米歩合50%まで磨き上げ、名水を使って低温でじっくり発酵させています。清らかで奥行きのある香りと、引き締まった酸味のバランスが持ち味です。なお、当蔵が醸した酒を長期熟成古酒ブランド「古昔の美酒」が熟成させた「古昔の美酒2009幻の瀧」は、2021年のフェミナリーズ世界ワインコンクール日本酒熟成酒部門で金賞を受賞しています。

名水乃蔵:「幻の瀧 名水乃蔵」は特別純米酒で、富山県産の五百万石などを精米歩合60%まで磨き、吟醸造りの手法を用いて低温でじっくりと醸しています。華やかな香りは抑えめにしながら米の旨みを丁寧に引き出しており、冷やしても燗をつけても楽しめる味わいに仕上げています。

巌瀬:「巌瀬」純米吟醸は、玄米を精米歩合50%まで磨いた純米大吟醸クラスの原酒を、香味を調整せずに1年間寝かせて熟成させた限定生産の日本酒です。少量仕込みならではの奥行きのある味わいが持ち味で、酒通に向けた一本として蔵の限定商品に位置づけられています。

見学・購入

蔵見学

あり(要事前確認)

直売所

蔵元内の小売部は8時から19時まで営業しています。オンラインショップでも「幻の瀧」シリーズなどを購入できます。

補足

蔵元見学は担当者の在籍状況によって案内できる日時が限られるため、事前の問い合わせが必要です。一度に案内できるのは6名までとなっています。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

sake-times.com / mabotaki.co.jp / japansake.or.jp / mottox.co.jp / note.com / info-toyama.com / tanoshiiosake.jp / hokurikushuhan.com / shinise.tv / saketime.jp / sakazuky.com / sakagura-press.com / sakeworld.jp / sakenomy.jp / ja.wikipedia.org / toyama-sake.or.jp

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