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三笑楽酒造

代表銘柄:三笑楽

富山県

TOYAMA

1880年創業

1880年(明治13年)創業、世界遺産で知られる富山県南砺市五箇山に位置する酒蔵です。蔵名は中国の画題「虎渓三笑」に由来し、「酒は笑って楽しく呑んでいただきたい」という想いが込められています。

五箇山の厳しい気候風土のもと、雪崩から集落を守るため保全されてきたブナ原生林からの湧水(軟水)を仕込み水に使用しています。原料米には主に地元・南砺市産の酒米を使用。保存食や山の幸など味が濃い五箇山の郷土料理に合うよう、創業以来、料理に負けない骨太な旨味とコクを持つ酒を醸し続けています。

能登杜氏から受け継いだ技術をベースとした伝統的な山廃仕込みを得意とし、蔵の微生物の力を引き出す丁寧な手造りによって、しっかりとした骨格と深い旨味のある日本酒を生み出しています。

三笑楽酒造の歩み

三笑楽酒造は、1880年(明治13年)に五箇山の上梨で創業した酒蔵です。五箇山は富山県南砺市の山あいにあり、急峻な山々と深い谷が続く全国有数の豪雪地帯で、冬の積雪は2メートルを超えます。合掌造りの集落が残る世界遺産の地で、創業以来、人々の暮らしに寄り添う酒を醸し続けています。

蔵名の「三笑楽」は、中国の画題として知られる「虎渓三笑」から名を借りたものです。お酒は笑って楽しく飲んでいただきたい、という思いが込められています。蔵の理念も「笑って。楽しく。」で、お酒は人と人のつながりを深め、普段の食をいっそう楽しくし、人生を豊かにしてくれるものだと考えています。

法人としての三笑楽酒造株式会社は、1984年(昭和59年)10月1日の設立です。現在は七代目の山﨑英博さんが代表取締役を務め、蔵元杜氏として酒造りも担っています。山深い土地で蔵が続いてきた理由について、山﨑さんは「ここにお米があったからではないか」と語ります。蔵のすぐ先には米どころの砺波平野が広がり、庄川を使って米や酒を運べたことも大きかったのではないか、という見方です。

五箇山の酒の肴は、昔から保存食や山の幸といった味の濃いものが中心で、山菜や川魚のように苦みのある食材も多く食べられてきました。端麗な酒では肴に負けてしまうため、三笑楽は昔から骨太な旨味のある酒を醸してきました。山﨑さんは「五箇山の人がケの日に飲んでくれないと成り立たない」と話し、地元の人を裏切らない酒を造って次の代へつなぐことを自らの役目と考えています。

外部の評価も重ねています。金沢国税局酒類鑑評会では、平成17酒造年度以降、平成17・20・21・22・27酒造年度と、平成30酒造年度から令和4酒造年度まで5年続けて優等賞を受けています。平成27酒造年度と直近の5年連続は、いずれも金沢酵母吟醸の部での受賞です。全国新酒鑑評会では、平成14酒造年度以降に限ると、平成27酒造年度に入賞しています。

国際的な品評会のInternational Wine Challengeでは、山廃純米が2019年にSake部門の純米酒の部でゴールドメダル、2020年に同じ部でシルバーメダルを受けました。全国燗酒コンテストでは、上撰が2016年にお値打ち熱燗部門、2020年にお値打ちぬる燗部門でそれぞれ金賞となり、純米酒も2016年にプレミアム燗酒部門で金賞を受けています。2020年には、岡山県産雄町を山廃仕込みで醸す純米大吟醸を商品化しています。

酒造りの特徴

仕込み水は、ブナ原生林を通って出てくる軟水です。五箇山では雪崩から集落を守るために、ブナ林が大切に守り継がれてきました。水の柔らかさが、そのまま酒のやわらかさに表れています。冬の厳しい寒さはゆっくりと酒を醸し、夏の夜の涼しさは酒を穏やかに熟成させてくれます。蔵の湿度が高いことも、麹が乾きにくく味わい深い酒になる理由の一つだと、山﨑さんは話します。

原料米は、主に地元の南砺の農協を通じた酒米を使っています。五箇山の峠を越えた先の砺波平野、とくに山沿いの城端地域は酒米の一大産地で、山からの冷たい水と程よい標高が良質な米を育てます。純米酒と山廃仕込み本醸造には南砺産の五百万石を、山廃純米には南砺産の山田錦を使い、大吟醸には兵庫県産山田錦を40%まで磨いています。純米吟醸の麹米は兵庫県口吉川産の特A山田錦で、令和元年醸造年度からは掛米に富山県産の山田錦を用いています。限定の山廃純米吟醸には、富山市の農協が栽培を始めた亀の尾を全量引き受けて仕込んでいます。

三笑楽の山廃仕込みは、能登杜氏の時代から受け継いできた伝統的な造りをベースに、より洗練された味が出るよう一部を改良した方法です。蔵に住み着く有益な菌を巧みに使い、じっくり時間をかけて醸すことで、しっかりとした骨格のある旨味の酒になります。上撰は山廃仕込みの本醸造をブレンドしたもので、五箇山で一番飲まれている普段の酒です。山廃仕込みの本醸造は燗をつけるとより味わいが豊かになります。備前雄町の山廃純米は、蔵が30年ぶりに復活させた麹蓋による伝統的な製麹と山廃仕込みで仕込んでいます。

酒造りは11月から3月にかけて行い、麹づくり、酒母の世話、もろみの世話といった工程にまで手づくりにこだわっています。酒を造るのは酵母や麹菌などの微生物で、造り手の仕事はその生き物たちを上手に育て、活躍を助けることだと考えており、甘やかさず厳しい環境も経験させることで力強い酒になるといいます。瓶詰めの工程では、加熱殺菌した熱い酒を充填したあとの品質低下を抑えるため、ラインに大型の冷却設備を導入し、充填後の酒を急激に冷やしています。

代表銘柄

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三笑楽

蔵の主銘柄で、五箇山育ちの骨太な旨味を軸にしています。山廃仕込みの純米酒や本醸造、金沢酵母で醸す大吟醸と純米吟醸、雄町を山廃で醸す純米大吟醸のほか、生原酒やひやおろしといった季節酒も出しています。山菜や保存食など味の濃い五箇山の料理に負けないコクがあり、山廃仕込みの本醸造は燗にするとさらに味わいが豊かになります。笑って楽しく飲める酒を目指しています。

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見学・購入

蔵見学
なし
補足
観光での酒蔵見学は原則としてお受けしていません。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
富山県南砺市上梨678番地
創業
1880年
公式サイト
sansyouraku.jp

出典

japansake.or.jp / sansyouraku.jp / hokurikumeihin.com / sakenomy.jp / info-toyama.com / kansake.jp / nta.go.jp / nrib.go.jp / maff.go.jp / note.com / saketime.jp

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。