成政酒造
代表銘柄:成政・佐々成政・佐々成政の隠し酒
富山県
TOYAMA
1894年創業
富山県南砺市に位置する成政酒造は、明治27年(1894年)創業の蔵元です。蔵名および代表銘柄の「成政」は、戦国時代に越中国主であった武将・佐々成政が山中で水を求め、槍で地を突いたところ水が湧き出たという伝承を持つ清水「槍の先の水(医王山の伏流水)」を仕込み水として使用していることに由来します。
地元の水と米にこだわった酒造りを特徴とし、南砺市産の「五百万石」や「雄山錦」、契約栽培の「山田錦」などの酒造好適米を使用しています。この一帯に初めて五百万石を持ち込んだ前蔵元の想いを継承し、地元の篤農家とともに酒米を育んでいます。
また、日本で初めて基金による酒造り運動「成政トラスト吟醸の会」を立ち上げた蔵としても知られています。近年は新しい酒造りにも取り組んでおり、野性ワイン酵母を用いてスパークリングタイプやオーク樽熟成タイプに仕立てた清酒「尾仲」を手がけています。このうち「純米吟醸 尾仲 オーク樽熟成酒」は、2023年、世界最大規模のワイン品評会であるIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)のSAKE部門・古酒カテゴリーで銀賞を受賞しました。
成政酒造の歩み
成政酒造は、富山県南砺市に蔵を構える明治27年(1894年)創業の酒蔵です。蔵の名は、戦国時代に越中国主であった武将・佐々成政に由来しています。成政が山中で水を求め、槍で地を突いたところ水が湧き出たという言い伝えが残っており、この清水は「槍の先の水」と呼ばれています。石川県との境をなす医王山の懐に抱かれた蔵は、この山の地層をくぐり抜けて湧き出る清水を仕込み水として代々使い続けています。
創業から半世紀余りを経た昭和26年(1951年)9月21日には株式会社として設立されました。米づくりにおいては、南砺市(旧福光町)一帯に酒造好適米「五百万石」を初めて持ち込んだ前蔵元・山田外三郎の取り組みを受け継ぎ、地元の篤農家とともに五百万石や雄山錦の栽培を続けてきました。現在は代表取締役社長の山田喜代美氏が経営を担っています。
成政酒造を語るうえで欠かせないのが、昭和61年(1986年)に始まった「成政トラスト吟醸の会」です。良い酒を造りたいという蔵の願いと、多少の費用を出してでも極上の酒を味わいたいという飲み手の思いが重なり、一口一万円の出資を募って吟醸酒を仕込む、日本で初めて基金によって酒を醸す取り組みとして発足しました。出資の口数は成立に必要な五十口を大きく上回り、二百五十人が参加して始まりました。古い蔵は全面改築されて関係者が集う場も新たに設けられ、その年に仕込まれた吟醸酒は全国新酒鑑評会で金賞を受賞しました。
以後四十年近くにわたって取り組みが続けられており、酒蔵が維持発展していくための業界のモデルとして、酒造組合中央会の事業や論文でも取り上げられました。
酒造りの特徴
仕込み水には、医王山の地層を通って湧き出す「槍の先の水」を使用しています。酒米は、南砺市周辺で栽培される酒造好適米「五百万石」と「雄山錦」を中心に、契約栽培による山田錦も用いており、地元の水と米にこだわった酒造りを続けています。
看板銘柄の大吟醸「なりまさ」は、南砺市産の山田錦を40%まで磨き上げ、槍の先の水を仕込み水として醸した酒で、華やかな香りとキレの良さを特徴としています。同じく南砺市産の雄山錦を用いた大吟醸「医王山」は、金沢酵母によるほのかな吟醸香とキレの良さが持ち味で、雄山錦を100%使用した純米大吟醸酒も金沢酵母特有の穏やかで上品な含み香と濃醇な味わいを備えています。ほかに、富山県産米を低温でじっくり発酵させた吟醸酒など、地域の米と水を生かした商品づくりを行っています。
近年は新しい酒造りにも取り組んでおり、野性ワイン酵母を用いてスパークリングタイプやオーク樽熟成タイプに仕立てた清酒「尾仲」を手がけています。このうち「純米吟醸 尾仲 オーク樽熟成酒」は、2023年、世界最大規模のワイン品評会であるIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)のSAKE部門・古酒カテゴリーで銀賞を受賞しました。
代表銘柄
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成政
「成政」は、戦国武将・佐々成政が槍を地に突いて水を湧き出させたという言い伝えにちなむ蔵の代表銘柄です。看板酒の大吟醸「なりまさ」は、南砺市産の山田錦を40%まで磨き、伝説の清水「槍の先の水」を仕込み水として醸しており、華やかな香りとキレの良さが持ち味です。ほかに雄山錦を用いた大吟醸や、富山県産米を低温発酵させた吟醸酒などがそろい、地元の水と米を生かした酒質でまとめられています。
楽天で商品を見る佐々成政
「佐々成政」は、色ラベルで個性を分けた純米酒のシリーズです。「赤」は南砺市産山田錦を100%使用した純米吟醸酒で、すっきりしながらもコクのある味わいと華やかな香りが特徴です。「青」は地元で多く栽培されている五百万石を100%使用した純米原酒で、金沢酵母により北陸らしい香り豊かな味わいに仕上げています。「黒」は雄山錦を100%使用し、米の旨みを生かした純米酒で冷から燗まで楽しめます。それぞれ異なる酒米の個性を味わえる構成になっています。
佐々成政の隠し酒
「佐々成政の隠し酒」は、立山黒部アルペンルートの室堂ターミナルで販売数を限定して扱われる特別な辛口の原酒です。地元産の米と槍の先の水を仕込み水に用い、二年間じっくりと熟成させた手造りの原酒で、濃厚でどっしりとした旨味とキリッとした後味が持ち味です。佐々成政が真冬の立山連峰を越えたさらさら越えの逸話や、山中に軍資金を隠したと伝わる黄金伝説にちなんで名付けられました。
見学・購入
- 蔵見学
- あり(要事前確認)
- 補足
- 蔵見学は事前予約制で、営業時間は午前9時から午後5時まで、土曜・日曜・祝日は休業です。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
蔵の基本情報
- 所在地
- 富山県南砺市舘418
- 創業
- 1894年
- 公式サイト
- www.narimasa.co.jp
出典
sakenomy.jp / wikipedia.org / narimasa.co.jp / info-toyama.com / hokurikushuhan.com / ja.wikipedia.org / alpen-route.jp
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