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豊酒造

代表銘柄:越前国府・華燭

福井県

FUKUI

1753年創業

1753年(宝暦3年)に福井県鯖江市(旧豊村野田)で創業した酒蔵です。代表銘柄の「華燭(かしょく)」という名は、大正天皇の御成婚にちなんで名付けられました。

日野川の伏流水と福井県産米を使い、「食に寄り添う地酒」をテーマに掲げた酒造りを行っています。平成14年(2002年)の仕込みから、福井の風土を生かした地酒へと方針を転換し、杜氏を雇わずに蔵元自らが醸造を手掛けるスタイルで、極力加工や温度管理を抑えた手作りの味を追求してきました。

現在は12代目蔵元の佐々木克宗氏のもとで伝統的な地酒造りを継続する一方、メトード・リュラル(田舎方式)と呼ぶ独自製法のスパークリング日本酒や、新たな手法を取り入れた「ANOTHERシリーズ」の開発など、新しい日本酒の魅力や味わいづくりにも挑戦しています。

豊酒造の歩み

豊酒造は宝暦三年(1753年)、日野川の流れに育まれた豊村野田の地、現在の福井県鯖江市に創業しました。日野川は九頭竜川水系に属する一級河川で、蔵はその伏流水を汲み上げて仕込み水に使っています。歴代の蔵元が酒造りを受け継ぎ、地元の皆様に愛飲される清酒を造り続けてきました。

代表銘柄「華燭(かしょく)」の名は、結婚式で新郎新婦へのはなむけとして贈られる「華燭の典」に由来します。8代目当主の惣吉の時代、大正天皇の御成婚を記念して名付けられました。

平成元年頃からは、兵庫県産の山田錦・協会9号酵母・精米歩合35%という、いわゆるYK35の酒造りに取り組み、清酒品評会での入賞を目指して一定の成果を挙げました。しかし、その過程で蔵の個性が失われつつあることに気づいた11代目蔵元の佐々木宗利は、自ら杜氏を務める決意をしました。この蔵にはかつて丹波杜氏・新潟杜氏・能登杜氏と代々の雇い杜氏が入っており、宗利はこの三流派の杜氏のもとで技術を身につけたうえで、平成14年の仕込みから福井の気候風土がそのまま生きる地酒造りへと方針を転換しました。

水の加工や温度・湿度の管理は必要最低限にとどめ、福井の米と水で醸すことにこだわっています。

現在は、先代から伝統的な技法の酒造りを学んだ12代目の佐々木克宗氏が蔵元杜氏として酒造りを担っています。従来の日本酒の枠にとらわれない自由な味わいづくりに取り組み、新しい仕込み方法によるシリーズや、独自製法のスパークリング日本酒の開発にも挑戦しています。

酒造りの特徴

酒造りは杜氏を雇わず、蔵元自らが杜氏として手がけるのが豊酒造のスタイルです。使用する米は福井県産米にこだわり、酒米には福井県が誇る「五百万石」を選んでいます。仕込みはすべて700キログラム以下の小仕込みに徹し、蔵元杜氏が自らの五感を頼りに、それぞれの酒に適した温度管理を行うことで、米の持つ力を引き出しています。清酒に加えて味噌や甘酒の製造も手がけており、麹を生かしたものづくりを幅広く行っています。

「ANOTHER(アナザー)」シリーズでは、通常3回に分けて行う仕込みをあえて1回で行う「一段仕込」、麹の使用量を通常の倍にあたる全体の4割まで高めた「四割麹仕込」、江戸時代に主流だった少ない仕込み水で醸す「十水仕込」という3つの特別な製法に挑戦し、濃厚でリッチな旨味を持つ新しい味わいを追求しています。

「SPARKLING」シリーズの「華燭 スパークリング メトード・リュラル」は、12代目の佐々木克宗氏が低アルコールの日本酒を目指して開発した、アルコール分9%のスパークリング日本酒です。名称に冠した「メトード・リュラル」は、スパークリングワインの伝統的な製法のひとつである「田舎方式」を意味し、自然の力を生かした穏やかな泡が持ち味です。商品名はクラウドファンディングの支援者とともに決めました。

全国新酒鑑評会では、平成14酒造年度以降の記録に限っても、平成22酒造年度・平成26酒造年度・平成28酒造年度の3回、商標「華燭」で入賞しています。「華燭 スパークリング メトード・リュラル」は、インターナショナル・サケ・チャレンジ2022でBRONZE賞、美酒コンクール2024で金賞を受賞しました。

代表銘柄

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越前国府

豊酒造が手がけるもうひとつの銘柄で、原料米に福井県産の五百万石を用い、麹米は精米歩合65%、掛米は精米歩合60%で仕込まれています。日本酒度+3、酸度1.4としっかりした味の輪郭を持ち、越前の食材の味わいを引き立てる食中酒として位置づけられています。

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華燭

豊酒造の看板銘柄で、大正天皇の御成婚にちなんで8代目当主が名付けました。福井県産米、なかでも「五百万石」を中心に用い、蔵元自らが杜氏を務める小仕込みで醸されています。伝統的なラインに加えて、通常と異なる仕込みで濃厚な旨味を追求する「ANOTHER」シリーズや、低アルコールの「スパークリング メトード・リュラル」など、新しい味わいへの挑戦も続けています。全国新酒鑑評会には平成22・26・28酒造年度に入賞しています。

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見学・購入

蔵見学
なし
直売所
豊酒造株式会社の直売店(福井県鯖江市下野田町38-70、営業時間10:00〜18:00、定休日は年始1月1日〜3日とその他不定休)で試飲・試食ができます。店舗が手狭なため、来店は1グループ5名までとなっています。
補足
蔵見学は行っていません。注文は公式のオンラインショップで受け付けています。ハピライン鯖江駅から車で約10分、北陸新幹線の越前たけふ駅から約20分の距離にあります。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
福井県鯖江市下野田町38-70
創業
1753年
公式サイト
www.yutaka-shuzou.com

出典

fukuisake.jp / sakagura-press.com / yutaka-shuzou.com / saketime.jp / fuku-iro.jp / rakuten.co.jp / nrib.go.jp

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。