SAKE BREWERY — SHIZUOKA
青島酒造
紹介
静岡県藤枝市に位置する青島酒造は、1868年(明治元年)創業の蔵元です(江戸時代中期創業とも伝えられています)。仕込み水には、蔵の井戸から汲み上げる大井川水系の清冽な南アルプス伏流水(軟水)を使用しています。
醸造には静岡県独自の「静岡酵母」のみを使用し、地元の稲作農家と有機栽培で育てた山田錦(松下米)など地元産米にこだわりを持っています。手仕事による丁寧な酒造りを徹底しており、「米洗い」や「麹造り」の工程は機械に頼らず手作業で行われています。
元ニューヨークの金融業界でファンドマネージャーを務めた経歴を持つ代表取締役兼杜氏の青島孝氏(酒造りでは「青島傳三郎」を命名される)は、静岡酵母の開発者である故・河村傳兵衛氏に師事し、志太流と傳兵衛流の技法を継承・実践しています。
代表銘柄「喜久醉(喜久酔)」は、穏やかな吟醸香と瑞々しく柔らかな旨味、キレの良い軽快なのど越しを併せ持つ「静岡型」の日本酒です。雑誌『dancyu』の「毎日でも飲みたい酒」部門で「喜久酔 特別本醸造」が1位に選出されるなど、食中酒として高く評価されています。
歴史
青島酒造は、静岡県藤枝市上青島に蔵を構える酒蔵です。創業年については伝えられ方に幅があり、静岡県酒造組合の紹介では明治元年(1868年)創業とされる一方、静岡新聞社の蔵元紹介記事では旧青島村において江戸時代中期に創業したと紹介されています。大井川水系の南アルプス伏流水が地下から湧く土地に位置し、この清冽な軟水を仕込み水として用いてきました。
現在、代表取締役杜氏を務めるのは青島孝氏です。1964年に藤枝市で生まれた青島氏は、大学卒業後に投資顧問会社でファンドマネージャーを務め、その後ニューヨークで約5年間金融業界に身を置きました。1996年、32歳のときに実家である青島酒造に戻り、酒造りの世界へ転身しています。
青島氏は、静岡酵母の開発者として知られる河村傳兵衛氏に師事し、その三番弟子として認められました。静岡酵母の開発者である河村傳兵衛氏に長年師事し、三番弟子であることから「傳三郎」の杜氏名を授かりました。2004年(平成16年)には蔵元杜氏に就任し、傳兵衛流吟醸醸造法と志太杜氏の技を継承しています。志太杜氏の技法を継承しながら蔵元自らが杜氏を務める体制で、代表銘柄「喜久醉」を醸しています。
生産規模は年間およそ750石から800石ほどの小規模にとどめており、代表銘柄「喜久醉」は予約だけで完売するほどの人気を集めています。少量生産だからこそ可能な目の行き届いた酒造りを続けている蔵です。
酒造り
青島酒造は、静岡型の酒造り・手造りによる酒造り・米作りからの酒造りという3つを信条に掲げています。酵母は静岡酵母のみを使用し、仕込み水には地下約60メートルから汲み上げる大井川水系南アルプス伏流水の軟水を用いています。米洗いをはじめとする工程は機械に頼らず手作業で行われ、普通酒であっても丁寧に低温貯蔵するなど、価格帯にかかわらず品質管理を徹底しています。
酒米は、地元の稲作農家である松下明弘氏と協働し、農薬を使用せず有機栽培した山田錦を用いています。松下氏が育てた米は「松下米」と呼ばれ、これを用いた酒には精米歩合40%まで磨いた純米大吟醸「松下米40」などがあります。米を育てた水と同じ水で酒を仕込むという考え方のもと、小規模ならではの目の行き届いた醸造を続けています。
仕込み水として用いる大井川水系の伏流水はミネラルの少ない軟水のため、もろみの発酵がゆっくりと進み、麹造りには通常より長い時間をかけています。この水質が、青島酒造の目指す「静岡型」、すなわち穏やかで品の良い香り、爽やかな旨味と柔らかな口当たり、軽快でキレの良いのどごしを備えた酒質を支えています。
蔵データ
静岡県藤枝市上青島246
1868年(静岡県)
代表銘柄
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喜久酔:喜久酔は、青島酒造の代表銘柄「きくよい」の表記のひとつで、蔵のラベル表記「喜久醉」に対し流通やデータベースでは「喜久酔」とも表記されます。看板商品の特別本醸造は雑誌dancyuの「毎日でも飲みたい酒」特集で1位に選ばれ、特別純米酒も同誌の純米酒部門で1位を獲得しました。静岡酵母仕込みならではの穏やかな香りと軽快でキレの良いのどごしが特徴です。
喜久醉:喜久醉は、青島酒造がラベルに用いる代表銘柄の正式表記です(同一銘柄が「喜久酔」とも表記されます)。純米大吟醸「松下米40」は、松下明弘氏が農薬を使わず有機栽培した山田錦を精米歩合40%まで磨いて醸造しており、アルコール分は15〜16度です。静岡酵母らしい穏やかな香りと、繊細で奥行きのある旨味、きれいな後口を兼ね備えた一本として販売されています。
見学・購入
なし
蔵での酒蔵見学・試飲・小売販売は行っていません。取扱いは全国の酒販店・特約店を通じた購入となります。
営業時間は9:00〜17:00で、土曜・日曜・祝日、年末年始、夏季は休業しています。蔵内の見学・試飲は受け付けていません。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
shizuoka-sake.jp / imadeya.co.jp / pref.shizuoka.jp / nippon.com / e-sakaya.com / v-yamazaki.co.jp / japan-net.ne.jp / at-s.com / jp.sake-times.com / saketime.jp / mikawa-ya.co.jp
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