SAKE BREWERY — SHIGA

北島酒造

滋賀県湖南市針756 1805年創業

紹介

滋賀県湖南市に位置する北島酒造は、文化2年(1805年)に創業し、旧東海道沿いで江戸時代の酒造取締役を務めた歴史を持つ酒蔵です。仕込み水には鈴鹿山系の柔らかな伏流水を使用し、地元産の「近江米」(渡船、玉栄、銀吹雪など)を中心に丁寧な手造りの酒造りを行っています。

伝統的な主力ブランドである「御代栄(みよさかえ)」のほか、14代目蔵元が2002年から展開する挑戦ブランド「北島」では昔ながらの生酛(きもと)造りに取り組んでおり、酸味と旨味が調和した燗酒にも映える食中酒を醸しています。また、限定生原酒「直(ちょく)」や「草津の宿」、伊豆大島の天然塩「海の精」を加えた人気リキュール「塩ゆず酒」など、多様な商品を展開しています。

受賞歴として全国新酒鑑評会での金賞受賞や近年の入賞実績があるほか、「塩ゆず酒」が天満天神梅酒大会のリキュール部門で一般投票1位(総合2位)を獲得した実績を持っています。伝統を守りつつ新たな酒造りに挑戦し続けています。

歴史

北島酒造は、文化2年(1805年)に創業した滋賀県湖南市の酒蔵です。蔵の大福帳には「文化二年秋酒作り創むる」と記されており、旧東海道の水口宿と石部宿を結ぶ街道沿いに蔵を構えて以来、200年以上にわたり酒造りを続けてきました。

歴代当主の記録も残されています。十代目北島半七は明治年間に銘酒「柳川」の名声を高めたと伝えられています。十二代目北島駿一は昭和25年(1950年)に北島酒造株式会社を設立し、十三代目北島吉彦が昭和53年(1978年)に代表取締役に就任、そして現当主である十四代目北島輝人は平成25年(2013年)に代表取締役に就任しました。

主力銘柄「御代栄(みよさかえ)」の名は、昭和25年の社名変更の際に定められたもので、万葉集で大伴家持が詠んだ「天皇の御代栄むと 東なる陸奥山に 黄金花咲く」の一首に因んでいます。

一時は栽培が途絶えて幻とされた酒米「渡船」を、地元の米農家が復活させました。北島酒造はこの「渡船」を県内でもいち早く醸造に用い、地元近江の風土に根ざした酒米を生かした酒造りを進めています。

また、十四代目のもとで生酛造りに力を入れる新ブランド「北島」を展開し、伝統的な手法への挑戦を続けています。

酒造り

仕込み水には、蔵の東に広がる鈴鹿山系からの伏流水を使用しています。敷地内に湧くやわらかな軟水で、近江米を中心とした酒米の個性を引き出す酒造りを支えています。使用する米は玉栄や吟吹雪、山田錦といった近江産の酒造好適米が中心で、復活した「渡船」の醸造にも取り組んでいます。

杜氏の齋田泰之氏は麹室に泊まり込み2時間おきに麹の状態を確認するなど徹底した管理を行い、「感覚的なものと数値的なものが一致していることが大事」という方針のもとで酒を仕込んでいます。品質へのこだわりも徹底しており、蔵元は「気に入らないものは1本も出荷しない。その1本の酒が命取りになるから」として、出荷前に全製品を厳しく確認しているといいます。

主力の「御代栄」は全量を低温発酵・低温貯蔵で仕込む本物志向の造りです。挑戦ブランド「北島」では酒造りの原点とされる生酛造りに力を入れ、燗で味わう「きもと熟成酒」、冷やして楽しむ「きもと生酒」、超淡麗辛口の「完全発酵辛口」、酒米ごとの個性を生かした「米違い生原酒」の4シリーズを特約店限定で展開しています。

こうした取り組みが評価され、令和7酒造年度全国新酒鑑評会(令和8年5月20日発表、独立行政法人酒類総合研究所・日本酒造組合中央会)では「御代栄」が金賞を受賞しました。

蔵データ

所在地

滋賀県湖南市針756

創業

1805年(滋賀県)

公式サイト

www.kitajima-shuzo.jp

代表銘柄

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御代栄:創業以来の主力銘柄で、名は万葉集で大伴家持が詠んだ「天皇の御代栄むと」の一首に由来します。全量を低温発酵・低温貯蔵で仕込む本物志向の酒です。令和7酒造年度全国新酒鑑評会では金賞を受賞し、蔵の技術力を示す一本となっています。

北島:十四代目蔵元が手がける挑戦のブランドです。酒造りの原点とされる生酛造りに力を入れ、きめ細かく迫力ある味わいを追求しています。燗で楽しむ「きもと熟成酒」、冷やして楽しむ「きもと生酒」、超淡麗辛口の「完全発酵辛口」、酒米ごとの個性を生かした「米違い生原酒」の4シリーズがあり、特約店限定で販売されています。

:「御代栄」の年に一度、一日だけ発売される完全予約制の特別限定酒です。蔵の中でしか味わえなかった搾りたてをそのまま瓶詰めした本生で、かすかな発泡感と飲みごたえのある甘みが特徴です。

塩ゆず酒:日本酒を仕込みに使ったゆず酒に、伊豆大島の伝統製法でつくられた天然塩「海の精」を隠し味として加えたリキュールです。ゆずの爽やかな酸味と塩気が調和し、和製ソルティドッグとしても楽しめます。2013年の天満天神梅酒大会ではリキュール部門で2位に入賞しました。

見学・購入

蔵見学

なし

直売所

直売所で地酒の試飲・販売を行っています。営業時間は平日9時から17時までで、日曜・祝日が定休日です。夏季は水曜・土曜が不定休となる場合があります。

補足

蔵見学は当面の間中止しています。所在地は滋賀県湖南市針756で、旧東海道の水口宿と石部宿を結ぶ街道沿いに位置します。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

japansake.or.jp / sake-times.com / kitajima-shuzo.jp / sakeworld.jp / sakenomy.jp / biwako-visitors.jp / kairindo.jp / oumi-jizake.com / sipory.jp / 193inc.jp / syusendo-horiichi.co.jp / j365.me / burari-konan.jp / nrib.go.jp / sakeai.com

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