SAKE BREWERY — AKITA
天寿酒造
紹介
文政13年(1830年)、初代大井永吉が霊峰鳥海山の麓である現在の秋田県由利本荘市矢島町にて創業しました。酒銘「天寿」には顧客の長寿への願いが込められています。
「酒造りは米作りから」という方針のもと、1983年に地元農家や蔵人らで契約栽培グループ「天寿酒米研究会」を立ち上げ、美山錦や秋田酒こまちなどの酒米を自前で栽培・確保しています。仕込み水には鳥海山の万年雪が生み出す清冽で柔らかな伏流水を使用しています。秋田流の低温長期発酵を基本としながら、花酵母の使用、生酛仕込み、自社開発・改造した機械の導入など、伝統技法と先進的な挑戦を融合させた酒造りが特徴です。
国内外での評価が高く、全国新酒鑑評会での金賞をはじめ、フランスのKura Master、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)などで数々の賞を受賞しており、「世界酒蔵ランキング2019」では全国6位に選出されています。
歴史
天寿酒造は文政13年(1830年)、初代大井永吉が霊峰鳥海山の麓、現在の秋田県由利本荘市矢島町において創業しました。創業当初は麹や濁酒づくりから始まり、明治7年(1874年)に秋田県令から正式な酒造の免許を受けています。酒銘「天寿」には、飲む人の長寿への願いが込められており、昭和初年には複数あった銘柄を「天寿」の一本に統一しました。
昭和43年(1968年)8月に法人化し、資本金1,500万円で天寿酒造株式会社としての歩みを始めました。昭和50年(1975年)11月には六代目大井永吉が社長に就任し、平成10年(1998年)3月には資本金を5,000万円に増資しています。
平成11年(1999年)、焼酎やワインの人気で日本酒需要が落ち込むなか、七代目となる大井建史氏が社長に就任しました。七代目は「一升瓶3,000円以下でどこまで良い酒を造れるか」という命題を掲げ、平成12年(2000年)8月に新たな酒質への挑戦の象徴として「鳥海山」ブランドを発売しています。以来、鳥海山シリーズは生酛仕込みやスパークリング日本酒など革新的な商品開発を続け、蔵の看板銘柄「天寿」と並ぶ存在に育っています。
令和4年(2022年)11月には七代目が代々の当主名である「永吉」を襲名し、七代目大井永吉として現在も蔵を率いています。資本金5,000万円、従業員26名(冬期従業員を含む)の体制で、196年にわたり地域に根差した酒造りを続けています。
酒造り
天寿酒造は「酒造りは米作りから」を方針に掲げ、六代目の教えのもと昭和58年(1983年)、酒蔵単独としては全国に先駆けて蔵人や地元農家とともに契約栽培グループ「天寿酒米研究会」を設立しました。40年以上にわたり、自社で使用する酒米の秋田酒こまちや美山錦、新品種「百田」などをすべて研究会による契約栽培でまかなっています。
仕込み水には、標高2,230mの鳥海山に積もる万年雪が70年の歳月をかけて生まれる、清冽で柔らかな伏流水 (硬度2.2程度の軟水) を使用しています。
醸造は秋田流の低温長期発酵を基本とし、杜氏を中心に蔵人がチームワークで一滴一滴を丁寧に醸しています。使用する酵母の3分の1は花酵母で、生酛仕込みにも取り組むなど、伝統技法と新技術を組み合わせています。七代目は日本吟醸酒協会理事長を務めるなど、業界内でも技術面での発信を続けています。
こうした取り組みの成果として、Kura Masterでは「純米大吟醸 天寿」「純米大吟醸 鳥海山」などが2017年度以降ほぼ毎年金賞・プラチナ賞を受賞しているほか、全国新酒鑑評会では平成29酒造年度に「天寿」が金賞を受賞し、国内外のコンテストでの受賞実績を積み重ねた結果、「世界酒蔵ランキング2019」では全国6位・5つ星の評価を得ています。
蔵データ
代表銘柄
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- 美酒天寿
天寿:蔵を代表する主力銘柄です。純米大吟醸「天寿」は天寿酒米研究会が育てた秋田県新品種「百田」を使用し、精米歩合40%で仕上げた一本で、芳醇な香りと繊細でやわらかな味わいに、品の良いキレが調和しています。インターナショナル・ワイン・チャレンジ2024で金賞、Kura Masterでは2022・2024・2025年度に純米大吟醸酒部門で金賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。
美酒天寿:ロングセラーの純米酒で、契約栽培米の旨みをしっかりと感じられる味わいが特徴です。冷やすとマスクメロンを思わせる穏やかな香りが立ち、常温や燗にするとまろやかさが増す「燗上がり」する酒として親しまれています。全国燗酒コンテスト2020のプレミアム燗酒部門で金賞、ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019で金賞を受賞しています。
鳥海山:平成12年(2000年)8月、七代目が新しい酒質への挑戦として立ち上げた革新シリーズです。純米大吟醸「鳥海山」は美山錦を100%使用し精米歩合50%に磨き上げた一本で、華やかな吟醸香とまろやかでやさしい口当たりが特徴です。Kura Masterでは2017・2018(プラチナ賞)・2020・2023・2024年度に純米大吟醸酒部門で受賞するなど、シリーズを通じて高い評価を得ています。
見学・購入
あり(要事前確認)
酒蔵見学の最後に店舗での日本酒試飲・購入ができる直売スペースがあり、見学者は仕込み水500mlと記念のお猪口を土産として受け取れます。
見学は事前予約制で、個人は蔵見学予約フォーム、団体・旅行会社は電話(0184-55-3165)で申し込みます。営業日(月〜金)の10:00と14:00の2回開催、所要時間は約1時間、料金は1名1,000円(税込)です。20歳以上が対象で、最大15名まで同時入場できます。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
osake.or.jp / tohoku-sakurakaido.jp / ginjyoshu.jp / sake-times.com / wikipedia.org / kuramaster.com / bic-akita.or.jp / tenju.co.jp / yurihonjo-kanko.jp / furusato-tax.jp / ienomistyle.com / moesake.com / waterserver-mizu.com
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