本文へ移動

三盛酒造

代表銘柄:祝瓢

京都府

KYOTO

1956年創業

三盛酒造(三盛酒造有限会社)は、1956年(昭和31年)に京都市伏見区で創業し、1990年代後半に船井郡丹波町(現・京丹波町)富田坪井へ移った酒蔵です。代表銘柄には「祝瓢(しゅくひょう)」のほか、「丹波しずく」などがありました。

代表銘柄である「祝瓢」は、原料米に山田錦などを用い、精米歩合50%で仕込む純米吟醸酒や本醸造酒などを展開していました。昔ながらの伝統的な製法で仕込まれていました。「丹波しずく」は、JA丹波との契約栽培の山田錦を用いた純米大吟醸でした。

現在は酒造りを行っていません。

三盛酒造の歩み

三盛酒造は、1956年(昭和31年)に創業した京都の清酒蔵です。法人は三盛酒造有限会社で、代表者は山本長司でした。1960年代の終わりから1990年代の後半まで、蔵は京都市伏見区島津町12番地の1にありました。1997年ごろの伏見では、昭和に創立した歴史の新しい蔵のひとつでした。

蔵の銘柄は時期によって変わりました。1970年代前半の銘柄は「友の錦」で、1970年代後半から1981年ごろまでは、蔵名と同じ「三盛」の名で清酒を出しています。1980年代の初めには、酒造好適米の山田錦と五百万石を50%まで精白し、低温でじっくり発酵させた高級吟醸酒「三盛」を、1.8リットルで標準小売価格8,000円の限定品として売り出しました。

のちに蔵の看板となる「祝瓢(しゅくひょう)」は、もともと別の蔵の銘柄でした。1960年代から1970年代にかけては、京都市中京区聚楽廻西町のこの花酒造有限会社(代表者は山根治三郎)の銘柄でした。その商標が動いたのは1980年です。この花酒造から山本長司へ、日本酒類を指定する第403357号と、酒類を指定する第1408051号の2件の商標が譲渡されました。それ以降、祝瓢は三盛酒造の銘柄になりました。

伏見の同業とも手を組んでいます。1981年4月、伏見の中堅清酒メーカー15社が均等に出資して伏見清酒パック協同組合を設立し、三盛酒造もその一社に加わりました。国の高度化事業資金の補助を受けて伏見区内に共同の充填工場を建て、統一デザインの紙パック清酒を詰める事業です。1984年から1985年にかけては、浴用の清酒「いい湯だな」を売り出しました。

普通酒よりアミノ酸や有機酸を多く含むアルコール分13.5度の風呂用の酒で、ポリ容器入りの1.8リットルを980円で出し、1985年には要望に応えて900ミリリットル入りを500円で加えました。家庭での酒風呂をうたったこの浴用酒は、1984年の清酒の話題のひとつになりました。

1990年代の後半に、蔵は伏見から丹波へ移りました。1998年2月の時点では所在地がなお京都市伏見区でしたが、1999年11月には、代表者は山本長司のまま、所在地が船井郡丹波町富田坪井(現在の京丹波町)に変わっています。現在、三盛酒造は酒造りを行っていません。

酒造りの特徴

祝瓢は、精米歩合50%で仕込む純米吟醸酒と本醸造酒で、原料米は山田錦です。製法は昔ながらの伝統的なものでした。1983年には手造りの純米酒「祝瓢」を、辛口でまろやかな味わいの2級酒として1.8リットル2,000円で出しています。

酒造りは新潟の越後杜氏が担いました。1971年(昭和46年)、新潟県頸城村出身の杜氏、大滝悟が三盛酒造に移りました。大滝は頸城村と東頸城郡から9人の蔵人を連れて三盛酒造に来て、3,000石を醸しました。1975年の時点でも三盛酒造の杜氏は大滝悟です。1985年ごろには、越後杜氏の布施孝司が兵庫県産の山田錦を原料に、伏見の伏流水で手造りの純米吟醸「祝瓢」を醸していました。

丹波へ移る前後の1996年から1998年にかけて、三盛酒造は純米大吟醸「丹波しずく」を出していました。京都・丹波のJAと特別契約栽培した山田錦を100%使った淡麗辛口の純米大吟醸で、丹波町の特産品に指定され、数量を限って蔵元から直送しました。

代表銘柄

祝瓢

祝瓢(しゅくひょう)は、もとは京都市中京区のこの花酒造の銘柄でした。1980年に商標を譲り受けた三盛酒造は、この名を自社の看板としました。山田錦を精米歩合50%まで磨いた純米吟醸酒と本醸造酒を、昔ながらの伝統的な製法で醸していました。1983年には辛口でまろやかな手造りの純米酒を、1980年代後半には手造りの吟醸酒「祝瓢 手造り黒ラベル」を出しました。

見学・購入

蔵見学
なし
補足
現在は酒造りを行っていないため、蔵の見学や蔵での販売はできません。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
京都府船井郡京丹波町富田坪井55
創業
1956年

出典

sakedata.jp / kotobank.jp / sake-guide.com / rekishi-roman.jp / biglobe.ne.jp / exblog.jp / ameblo.jp / dl.ndl.go.jp

本ページは自動収集した情報を編集したものです。公開資料に基づく記事で、現地取材・実飲による評価ではありません。内容に関するご指摘はお問い合わせへお寄せください。