八重寿銘醸
代表銘柄:八重寿・白神山地の四季
秋田県
AKITA
1964年創業
秋田県大仙市に所在する八重寿銘醸株式会社は、1964年(昭和39年)に県内の酒造蔵と日本酒類販売株式会社の共同出資により設立された蔵元です。同社の代表銘柄である「八重寿」は、秋田県産の酒を首都圏市場などへ向けて販売するため、1950年(昭和25年)に統一銘柄として誕生しました。酒名は発足を提唱した日本酒類販売の本社所在地(東京・八重洲)にちなみ、縁起の良い「寿」の文字を充てて名付けられたとされています。
1977年にはカップ酒「ヤエスカップ」を発売し、1996年には仕込み水に白神山地の水を使用した純米酒「白神山地の四季」の販売を開始しました。米のふくらみのある旨みとすっきりとした飲み口が特徴で、同社を代表するロングセラー商品となっています。寒冷な気候と豊かな水に恵まれた環境のもと、低温長期醗酵などの伝統技術を生かした、まろやかでのどごしの良い日本酒造りを行っています。
八重寿銘醸の歩み
清酒「八重寿」は、秋田県産の酒を東京市場で売り出すことを目的に、酒類卸大手の日本酒類販売株式会社の提唱により、1950年(昭和25年)、秋田県内の酒造蔵10社による統一銘柄として誕生しました。銘柄名は、地名「八重洲」の「州」の字を縁起の良い「寿」に置き換えて名付けられたもので、日本酒類販売の社内公募を経て選ばれた商標です。首都圏での販路開拓とともに、出荷量は着実に伸びていきました。
出荷量の増加を受けて、1964年(昭和39年)9月、酒質の均一化を目的に秋田県内の酒造家8社と日本酒類販売株式会社が共同出資し、大曲市(現在の大仙市)に共同壜詰工場として八重寿銘醸株式会社が設立されました。社名には、1950年に定められた銘柄名「八重寿」がそのまま引き継がれています。資本金は3600万円で、日本酒類販売を主要株主とする連結子会社として歩みを続けています。
本社を置く大仙市は、秋田を代表する穀倉地帯である仙北平野の中心に位置し、良質な米と豊かな水に恵まれた土地です。近隣には低温長期醗酵の技を受け継ぐ酒造り集団・山内杜氏が控えています。八重寿銘醸は自社に醸造設備を持たず、清酒の製造を県内の酒造会社に委託して販売する事業形態をとっています。
1996年には、山内杜氏が低温長期醗酵でじっくりと仕込む特別純米酒「白神山地の四季」の販売を開始しました。発売当初は、世界遺産である白神山地に連なる白神山系の水を贅沢に使用した商品として企画され、901号酵母の生みだすふくらみのある味わいとすっきりとした飲み口が特徴でした。食卓に寄り添うロングセラー商品として、長く販売が続けられています。
2023年には、秋田県オリジナル酵母「AKITA雪国酵母」を用いた純米大吟醸と、秋田県産美山錦を生酛で仕込んだ秋田犬ラベルの純米酒が、いずれも数量限定で発売されました。2025年には秋田県産米「ぎんさん」を使った純米酒が通年商品として発売され、現在は夏限定の純米吟醸「花火ラベル」、春限定の「できたて純米」、秋限定の「純米ひやおろし」といった季節商品が展開されています。2025年12月には自社ホームページを新たに開設し、代表取締役社長の村上浩二氏のもと、商品情報や日本酒の楽しみ方などの情報発信に力を入れています。
酒造りの特徴
八重寿銘醸は自社に醸造設備を持たず、清酒の製造を委託し、販売を担う会社です。「白神山地の四季」シリーズの製造元は、同じ秋田県内で「爛漫」を醸す秋田銘醸株式会社が担っており、低温長期醗酵の技術を持つ山内杜氏の技が生かされています。「八重寿」の酒質は、淡麗で旨口を持味としています。
「白神山地の四季 純米酒」は、秋田県産米「ぎんさん」を精米歩合75%まで磨いて仕込んだ商品で、アルコール度数15.3%、日本酒度プラス5.0、酸度1.5です。穏やかな米の香りにリンゴや梨を思わせるほのかな果実香が重なり、程よい酸味と米の旨みが調和した、食事に合わせやすい味わいに仕上げています。
季節限定商品では、夏限定の純米吟醸「花火ラベル」が秋田県産米を精米歩合60%まで磨き、アルコール度数15%に仕上げ、瑞々しくフルーティな香りと豊かな旨みが調和した味わいを楽しめます。春限定の「できたて純米」は精米歩合75%、アルコール度数15.3%に仕上げ、低温でじっくり発酵させたフレッシュで若々しい香りと軽やかな飲み口が特徴です。秋には「純米ひやおろし」も展開されています。
代表銘柄「八重寿」の普通酒「からくち」は、一般米を用いてアルコール度数15.0%、日本酒度プラス6.0に仕上げた辛口酒で、穏やかな香りとまろやかな旨み、後を追うキレが冷やから熱燗まで楽しめます。大吟醸「山田錦 大吟醸 磨き四割」は、酒米の王様と呼ばれる山田錦を精米歩合40%まで磨き上げ、華やかな香りと米由来のふくよかさ、まろやかな味わいを引き出しています。
代表銘柄
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八重寿
「八重寿」は、日本酒類販売の提唱で1950年に秋田県内酒造蔵の統一銘柄として生まれ、1964年設立の八重寿銘醸に受け継がれてきた銘柄です。普通酒「からくち」は、一般米を用いた辛口酒で、穏やかな香りとまろやかな旨み、後を追うキレが一体となり、冷やから熱燗まで幅広く楽しめる一本で、ラベルには銘柄名にちなみ八つの縁起物があしらわれています。大吟醸「山田錦 大吟醸 磨き四割」は、山田錦を精米歩合40%まで磨き上げ、華やかな香りと米由来のふくよかな香り、まろやかな味わいに仕上げています。
白神山地の四季
「白神山地の四季」は、低温長期醗酵の技を持つ山内杜氏が仕込む特別純米酒として1996年に発売され、ふくらみのある味わいとすっきりとした飲み口でロングセラーとなっている銘柄です。製造は秋田銘醸株式会社が担っています。2025年からは秋田県産米「ぎんさん」を使用した純米酒が通年商品となり、精米歩合75%に仕上げています。現在は夏限定の純米吟醸「花火ラベル」や春限定の「できたて純米」、秋限定の「純米ひやおろし」など、季節ごとのラインナップが展開されています。
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- 直売所
- 特約店である日本酒類販売株式会社を通じて全国の酒販店に流通するほか、公式サイトが案内するAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ヨドバシカメラなどのオンラインショップでも購入できます。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
蔵の基本情報
- 所在地
- 秋田県大仙市若竹町26-19
- 創業
- 1964年
出典
yaesu-meijo.co.jp / sake-times.com / daisen.lg.jp / exblog.jp / sakenomy.jp / akita.lg.jp / nishuhan.co.jp / city.daisen.lg.jp / osake.or.jp / jp.sake-times.com / pref.akita.lg.jp
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