SAKE BREWERY — KOCHI

アリサワ

高知県香美市土佐山田町西本町1-4-1 1877年創業

紹介

高知県香美市土佐山田町にて1877年(明治10年)に創業した酒蔵です。現在は5代目当主の有澤浩輔氏が蔵元杜氏を務め、夫婦を中心とした少人数体制でお酒を醸しています。「搾るまでは手間をかけ、搾ってからは手を加えず」をモットーに、みずみずしく清涼感のある酒造りを目指しています。

仕込み水には物部川の清浄な伏流水を使用。酒槽(さかふね)を用いた丁寧な搾り(槽搾り)、無ろ過での処理、一度のみ行う瓶火入れ、マイナス5℃での氷温貯蔵を徹底し、年間を通して搾りたてのフレッシュな味わいを保っています。

代表銘柄の「文佳人(ぶんかじん)」は、全国新酒鑑評会で金賞を何度も受賞するなど高い評価を獲得しています。そのほか、限定の純米無濾過生酒「鏡野」や、高知県産米100%で仕込むどぶろく風のにごり酒「糀おしろい」など、多彩な酒質の商品を展開しています。

歴史

アリサワは高知県香美市土佐山田町に蔵を構える酒蔵で、1877年(明治10年)の創業です。現在は5代目当主の有澤浩輔氏が蔵元杜氏を務めています。有澤氏は1970年生まれで、専門学校卒業後は東京の音楽スタジオでエンジニアとして働いていましたが、1994年に父の病気をきっかけに帰郷し、1996年から蔵元杜氏として酒造りに携わるようになりました。現在は妻の有澤綾氏とともに夫婦を中心とした少人数体制で酒造りを続けており、年間の製造量は300石ほど、従業員は6名という小規模な蔵です。

代表銘柄「文佳人(ぶんかじん)」は、2代目当主が名付けたものです。江戸時代の土佐藩で執政を務めた野中兼山の娘・婉(お婉)にちなむ名で、婉は長年の幽閉生活のなかでも勉学を続け、放免後は多くの人の力になったと伝えられています。その生き方と教養にちなんで「文佳人」と名付けられました。

蔵は高知市中心部から北東へ車で約30分の香美市土佐山田町にあり、JR土佐山田駅の近くに位置しています。仕込み水には、蔵の周辺を流れる物部川流域の清らかな伏流水を使用しています。全国新酒鑑評会では複数年にわたり金賞を受賞するなど、小規模な蔵ながら高い評価を確立してきました。

酒造り

アリサワの酒造りは、「搾るまでは手間をかけ、搾ってからは手を加えず」という考え方を軸にしています。1996年の杜氏就任を機に吟醸酒造りに本格的に取り組み始め、以来力を注いでいます。麹造りでは糖化酵素の働きをやや抑えた若めの麹に仕上げ、種麹の使用量も少なめにする一方で、醪の中で米がしっかり溶けるよう、掛け米をできるだけすみやかにタンクへ投入するという独自の工夫を行っています。

搾りの工程では、昔ながらの酒槽(さかふね)を用いて3日間ほどかけてゆっくりと搾ります。搾った酒は無ろ過のまま瓶詰めし、加熱処理は瓶に詰めた後に行う瓶燗火入れを一度だけ行うにとどめて品質の劣化を防いでいます。火入れ後は急速に冷やしたうえで、マイナス5度の氷温貯蔵庫で貯蔵することで、年間を通じて搾りたてのようなみずみずしさと清涼感のある味わいを保っています。

こうした丁寧な酒造りは各種コンクールでも評価されています。全国新酒鑑評会では令和3酒造年度から令和6酒造年度まで4年度連続で金賞を受賞し、令和7酒造年度も入賞しています。また、フランス発の日本酒品評会Kura Masterでは、2017年度に「文佳人」純米酒がプラチナ賞を、2018年度には「糀おしろい」がにごり酒部門で金賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。

蔵データ

所在地

高知県香美市土佐山田町西本町1-4-1

創業

1877年(高知県)

代表銘柄

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文佳人:蔵の代表銘柄で、江戸時代の土佐藩士・野中兼山の娘婉(お婉)の生涯にちなみ2代目当主が命名しました。大吟醸原酒から純米酒まで幅広い規格を展開し、昔ながらの酒槽で搾った酒を無ろ過のまま瓶詰めし、瓶燗火入れとマイナス5度の氷温貯蔵で仕上げています。搾りたてのようなみずみずしさと清涼感のある味わいが特徴で、全国新酒鑑評会でも複数年連続して金賞を受賞しています。

糀おしろい:どぶろくを思わせる白濁したもろみ酒です。米のつぶつぶ感が残るとろりとした口当たりで、濃厚な甘みとしっかりした酸味をあわせ持ちます。純米酒として精米歩合65%、アルコール度数13.5度で造られており、日本酒品評会Kura Masterのにごり酒部門では金賞を受賞するなど、文佳人とは異なる個性の一本です。

鏡野:数量限定で仕込まれる純米無濾過生原酒です。アケボノを100%使用し、精米歩合55%、アルコール度数17.5度、日本酒度+4、酸度1.6に仕上げています。ラムネを思わせる爽やかな香りと、搾りたてならではの微発泡感が特徴で、文佳人の淡麗な酒質とはまた異なる、パンチのある味わいが楽しめる限定酒です。

見学・購入

補足

蔵見学については公表されている情報がなく、公式サイトも無いため、問い合わせは電話やメールでの対応となります。蔵はJR土佐山田駅から徒歩圏内にあります。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

japansake.or.jp / asano-nihonshuten.co.jp / sakeworld.jp / sakestreet.com / sakenomy.jp / warehouse-japan.com / kochi-tabi.jp / nobori-sake.com / tosazake.com / kochike.jp / kuramaster.com / nrib.go.jp / saketime.jp

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