SAKE BREWERY — NAGASAKI

重家酒造

長崎県壱岐市石田町印通寺浦200(横山蔵:長崎県壱岐市石田町池田西触545-1) 1924年創業

紹介

長崎県壱岐市に所在する1924(大正13)年創業の酒蔵。初代・横山確蔵が創業し、昔の酒造元の呼称であった「重家」を社名・屋号としている。

麦焼酎の発祥地とされる壱岐島で「ちんぐ」や創業者名を冠した「確蔵」などの本格焼酎を手掛けるほか、1990年に杜氏の高齢化等で一時断念していた日本酒造りを2018年に28年ぶりに復活。島内に日本酒蔵「横山蔵」を新設した。

島内を調査して見つけたミネラル豊富で鉄分を含まない上質な水と、壱岐島産をはじめとする「山田錦」や「吟のさと」などの酒造好適米を使用し、「よこやま」「横山五十」といった日本酒銘柄を展開している。

受賞歴としては、「松尾大社 第7回酒-1グランプリ」での「純米大吟醸よこやま Princess Michiko」グランプリ受賞や、「SAKE COMPETITION 2024」での「純米大吟醸よこやま GOLD」SILVER受賞などがある。

歴史

重家酒造は1924年(大正13年)、初代・横山確蔵によって長崎県壱岐市に創業されました。創業当初から日本酒『金世界』と焼酎『菊白雪』『冨士の雪』を製造・販売し、1942年(昭和17年)には重家酒造合名会社を設立して確蔵が代表社員に就任しました。以降、1956年(昭和31年)に長谷川小弥太、1975年(昭和50年)に横山省三が代表社員を歴任しています。1965年(昭和40年)には銘柄名を日本酒『金世界』から『冨士鶴』へ、焼酎『菊白雪』から『雪洲』へと変更しました。

1990年(平成2年)、福岡県久留米市出身の杜氏が高齢のため引退したことに加え、普通酒を中心とした商品構成で大手メーカーとの価格競争にさらされ経営が厳しくなったことから、日本酒の製造を休止し焼酎専業の蔵として存続することとなりました。一方で焼酎「雪洲」は1971年(昭和46年)の福岡国税局管内優等賞受賞を皮切りに、同鑑評会で受賞を重ねていきました。

転機となったのは2013年(平成25年)です。日本酒製造の休止から23年を経て、特別純米酒『確蔵 Our Spirit(僕らの想い)』を発表し日本酒造りを再開しました。当時社長を務めていた横山雄三と、弟で杜氏を志した横山太三の兄弟が中心となり、太三は2013年7月に山口県の澄川酒造場での酒造り修行を決め、2014年3月からは泊まり込みで技術を学びました。2014年(平成26年)、重家酒造合名会社は重家酒造株式会社に社名変更し、横山雄三が代表取締役社長に就任、純米大吟醸『横山50』の販売も始まりました。

2017年(平成29年)、壱岐島内に日本酒専用の新蔵建設に着手しました。仕込み水を求めて5年をかけて島内十数か所の候補地を分析し、ミネラルが豊富で鉄分を含まない水源を発見して建設地に選定、2018年(平成30年)に日本酒蔵「横山蔵」が完成しました。日本酒製造休止から28年を経た本格復活で、横山太三が杜氏を務めることとなりました。2024年(令和6年)5月には太三が代表取締役社長にも就任し、同年6月30日には創業100周年記念祝賀会が壱岐市内で開催されています。

酒造り

日本酒蔵「横山蔵」は仕込み規模約1000石で、蔵内は完全冷蔵で徹底した温度管理を行っています。使用する酒米は壱岐島産を中心とした山田錦のほか、2021年(令和3年)に壱岐島で試験栽培を始めた酒造好適米「吟のさと」があり、2021年の試験栽培で特等米を収穫しました。2024年からは「吟のさと」を日本酒用として本格的に生産しています。

焼酎蔵(本社)では1965年以来の焼酎銘柄「雪洲」を含め、創業以来の壱岐麦焼酎造りを続けています。現在の代表銘柄は減圧蒸留による雑味のない香りと常圧蒸留による澄んだ味わいを併せ持つ「ちんぐ」で、2023年には「壱岐焼酎ちんぐ黒仕込み」が福岡国税局管内で金賞を受賞しました。近年はジン「OMOYA GIN」も手掛け、東京ウイスキー&スピリッツコンペティションで2022年に金賞、2023年に銅賞を受賞しています。

蔵データ

所在地

長崎県壱岐市石田町印通寺浦200(横山蔵:長崎県壱岐市石田町池田西触545-1)

創業

1924年(長崎県)

公式サイト

www.omoyashuzo.com

代表銘柄

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よこやま:横山蔵の看板シリーズです。山田錦を精米歩合40%まで磨いた純米大吟醸GOLDはりんごを思わせる香りとフレッシュでジューシーな甘みが特徴です。純米吟醸シリーズは使用酵母ごとにSILVER7、SILVER1814などを展開しています。2024年には「Princess Michiko」が松尾大社第7回酒-1グランプリでグランプリを受賞しました。

確蔵:創業者・横山確蔵の名を冠した壱岐麦焼酎です。壱岐産の米麹と壱岐産二条大麦を1対2の割合で用い、かめ仕込み・常圧蒸留で仕上げるアルコール度数25度の商品で、長期貯蔵した古酒として販売されることもあります。2013年には同じ「確蔵」の名を冠した特別純米酒『確蔵 Our Spirit』が日本酒復活第一弾として発表されました。

横山五十:山田錦を精米歩合50%まで磨いたアルコール度数16度の純米大吟醸です。2014年に山口県・澄川酒造場との協力で誕生し、2018年の横山蔵完成後は壱岐島での自社醸造に移行した銘柄です。マスカットを思わせるフレッシュな香りが特徴で、無濾過生原酒や季節限定酒など多様なバリエーションを展開しています。赤磐雄町や愛山を用いた米違いの限定酒も展開しています。

見学・購入

蔵見学

あり(要事前確認)

直売所

公式サイト内の「Goods shop」でオリジナル前掛けなどのグッズを扱っているほか、日本酒・焼酎の各商品はオンラインショップおよび特約店で取り扱っています。

補足

蔵見学は要予約です(壱岐観光ナビ調べ)。焼酎蔵(本社)と日本酒蔵「横山蔵」は所在地・電話番号が異なり、いずれも営業時間8:00〜17:00、定休日は日曜日・お盆・お正月です。焼酎蔵に駐車場はありません。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

omoyashuzo.com / sakenomy.jp / pref.nagasaki.jp / sabun-saketen.com / nagasaki-tabinet.com / shop-pro.jp / shichikura.com / arwrk.net / jp.sake-times.com / ikikankou.com

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