SAKE BREWERY — AKITA

秋田銘醸

秋田県湯沢市大工町4番23号 1922年創業

紹介

秋田銘醸は、大正11年(1922年)に県内の酒造家や政財界人などの有志が出資して設立された、秋田県湯沢市に本社を置く酒蔵です。「まろやかで味わい深い秋田の美酒を全国へ」という想いのもと誕生し、銘柄名は一般公募によって「美酒爛漫」と付けられました。「唐獅子」「牡丹」「爛漫」などを代表銘柄とし、伝統的な手造りを主体とする「雄勝蔵」と、近代的な設備を備えた「御嶽蔵」の2つの酒蔵で「酒質第一主義」を掲げた酒造りを行っています。独自の「秋田流低温長期醸造法」を確立し高品質な酒を追求する一方、近年では社員自ら自社田で「秋田酒こまち」「百田」「一穂積」といった酒米を栽培し、原料米にこだわった酒造りを推進しています。「かおりらんまん純米吟醸」が「ワイングラスで美味しい日本酒アワード」で金賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

歴史

秋田銘醸は、かつて「東北の灘」と呼ばれた酒どころ・秋田県湯沢市において、「まろやかで奥深い秋田の美酒を全国へ」という願いのもと、県内の酒造家や政財界の有志が出資して設立されました。大正11年(1922年)2月1日に第1回発起人創立総会が開かれて社名が決まり、同年4月28日の設立総会では伊藤恭之助が初代代表取締役社長に就任、6月30日には資本金60万円で設立登記が完了しました。当時としては珍しい株式会社の形をとって酒造りに乗り出した点が特徴です。

同年11月19日には本社社屋と醸造工場が落成して開業式が行われ、12月1日から醸造を開始しました。翌大正12年(1923年)3月15日、酒銘は一般公募によって「爛漫」と決定され、以後この銘柄名を看板に全国へ酒を送り出す歩みが始まりました。

その後、昭和2年(1927年)4月1日には東京出張所の営業を開始して販路を広げ、昭和50年(1975年)7月5日には販売数量が10万石を突破しました。昭和53年(1978年)10月5日には皇太子殿下・妃殿下の行啓を受けています。こうした歩みを経て、令和4年(2022年)6月30日に創業100年の節目を迎えました。

酒造り

秋田銘醸は「品質第一」を貫く姿勢のもと、昭和40年(1965年)に竣工した手造り中心の「雄勝蔵」と、昭和57年(1982年)に完成した近代的な設備を備える「御嶽蔵」という、性格の異なる2つの製造拠点で酒造りを行っています。両蔵に共通するのが、秋田の寒冷な気候を生かした独自の低温長期発酵法で、低温環境下で雑菌の混入を防ぎながら急激な発酵を抑え、ゆっくりと発酵を進めるという手法です。仕込みには、秋田に伝わる山内杜氏の流れをくむ杜氏を筆頭に、蔵人たちが技を磨きながら取り組んでいます。

創立100周年を機に、地元農業生産者から託された田んぼで社員自らが酒米を栽培する取り組みも始めました。「秋田酒こまち」「百田」「一穂積」という秋田県産の酒造好適米を対象に、種まきから田植え、水管理、稲刈り、籾摺りに至るまで社員が一貫して担っており、初年度は730俵の酒米を確保し、現在は8.1ヘクタールの自社田で栽培を行っています。

こうした酒造りは対外的な評価にもつながっています。全国新酒鑑評会では、令和6酒造年度に「爛漫」が金賞(入賞酒のうち特に優秀と認められた出品酒)を受賞したほか、令和5酒造年度・令和7酒造年度にも入賞を果たしています。また、ワイングラスでおいしい日本酒アワード2025では、メイン部門とプレミアム大吟醸部門でそれぞれ金賞を受賞するなど、外部のコンクールでも高い評価を得ています。

蔵データ

所在地

秋田県湯沢市大工町4番23号

創業

1922年(秋田県)

公式サイト

www.ranman.co.jp

代表銘柄

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唐獅子:純米大吟醸「唐獅子」は、自社田で栽培した酒造好適米「百田」を100%使用し、精米歩合40%まで磨いて醸した一本です。果実を思わせる芳香とすっきりした風味を持ちながら、芳醇な旨みとふくらみのある上品な味わいに仕上がっています。ラベルの意匠は、美酒爛漫が原画を所有する日本画家・川端龍子による作品にちなんでおり、力強い唐獅子と華やかな牡丹という対をなす銘柄です。

牡丹:大吟醸「牡丹」は、自社田で栽培した「百田」を精米歩合35%まで磨き、秋田流の低温長期醸造でじっくりと醸した大吟醸酒です。華やかでフルーティな香りと、喉ごしの良いスッキリとした上品な味わいが特徴で、原酒仕立ての1.8L版ではなめらかなコクも楽しめます。ラベルの意匠は日本画家・川端龍子の作品にちなみ、「唐獅子」と対をなす銘柄として親しまれています。

爛漫:「爛漫」は大正12年(1923年)に一般公募で決定された、秋田銘醸の看板銘柄です。秋田流の低温長期醸造法によって醸され、地元産の酒米を用いた純米大吟醸・純米吟醸・純米酒の「かおりらんまん」シリーズなど幅広いラインアップを展開しています。ワイングラスでおいしい日本酒アワード2025ではメイン部門・プレミアム大吟醸部門でともに金賞を受賞したほか、全国新酒鑑評会でも令和6酒造年度に金賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

見学・購入

蔵見学

あり(要事前確認)

直売所

オンラインストアを運営するほか、蔵見学の来場者が見学終了後に利用できる売店があります。

補足

見学は事前予約制で受け付けられており、五階建ての蔵を上から下へ巡りながら製造工程を見るミュージアム見学と試飲を含む通常コース(所要約60分・1,000円・定員30名、1日4回開催)と、より詳しく学べる蔵人コース(所要約90分・1,800円・定員20名、1日2回開催)が用意されています。試飲は20歳以上が対象で、飲酒しない方向けにアルコールを含まない飲料も用意されています。予約はオンライン予約のほか、メールや電話でも受け付けています。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

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出典

osake.or.jp / ranman.co.jp / tohokukanko.jp / kennan-syuhan.co.jp / sakenomy.jp / tohoku-sakurakaido.jp / sakagura-press.com / nosaiakita.or.jp / lp.ranman.co.jp / sake-times.com / nrib.go.jp

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