SAKE BREWERY — MIE

清水清三郎商店

三重県鈴鹿市若松東3-9-33 1869年創業

紹介

1869年(明治2年)に三重県鈴鹿市で創業。1952年に「清水醸造株式会社」へ改組した後、2012年に創業時の名称である「清水清三郎商店株式会社」に社名を戻しました。

仕込み水には鈴鹿山脈的清冽な伏流水を使用し、温度管理設備を備えた小型タンクを用いて一年を通して酒を仕込む「四季醸造」を行っています。火入れを行いつつも、搾りたてのようなフレッシュで透明感のある味わいに仕上げるのが大きな特徴です。

代表銘柄には「作(ざく)」や「鈴鹿川」のほか、鈴鹿の伝統工芸である伊勢型紙のデザインを用いた「イセノハナ」、県内の酒蔵企画による「Noname Irodori 紺碧」などがあります。

2016年の伊勢志摩サミットでは「作」が乾杯酒および振る舞い酒に採用されました。また、International Wine Challenge(IWC)やKura Masterといった国内外の品評会でも数多くの受賞歴を誇ります。

歴史

清水清三郎商店は、1869年(明治2年)に初代清水清三郎が「大黒屋清水清三郎商店」として三重県鈴鹿市若松の地に創業しました。この一帯は古くから「味酒鈴鹿國」と称され、鈴鹿山脈から湧き出る清冽な伏流水が伊勢平野へと流れ込み、良質な酒米を育んできた土地です。

1952年には「清水醸造株式会社」に改組し、酒蔵としての体制を整えました。1990年代後半、以前からの銘柄「鈴鹿川」は売れ行きが芳しくなく、特約店限定銘柄を造れば取り扱うという専門店からのリクエストに応じて、新たな銘柄の開発に着手しました。酒の価値は蔵だけでなく、酒販店・料飲店・飲み手まで関わるみんなで「作る」ものだという思いを込め、特約店限定銘柄「作」を開発しました。

2012年には、6代目にあたる現社長・清水慎一郎氏が、創業時の名称である「清水清三郎商店株式会社」に社名を戻しました。杜氏の内山智広氏と二人三脚で酒質向上に取り組み、「毎年1ミリ程度の改良を重ね、10年で1センチの違いになる」という姿勢で品質を磨き続けてきました。

2016年のG7伊勢志摩サミットでは、初日のワーキングランチにおいて内山杜氏が醸した「作 智 純米大吟醸 滴取り」が乾杯酒に採用されました。同サミットでは三重県内の他の2蔵の銘柄(半蔵、瀧自慢)も採用されており、清水清三郎商店の酒は全国的な知名度を大きく高めました。翌2017年の「SAKE COMPETITION」純米酒部門では「作 穂乃智」が1位、「作 玄乃智」が2位となり、同一蔵による史上初のワンツーフィニッシュを達成しています。

酒造り

酒造りを率いるのは、地元・鈴鹿市出身で若くして杜氏に抜擢された内山智広氏です。清水慎一郎社長と二人三脚で長年にわたり酒質向上に取り組んでいます。2016年の伊勢志摩サミット乾杯酒に選ばれた「作」も、内山杜氏が丹精込めて醸した純米大吟醸酒でした。

仕込み水には鈴鹿山脈から湧き出る清冽な伏流水を使用しています。醸造には空調・冷却設備を強化した小型のステンレス製ジャケットタンク(底部にも冷却機能付き)を用い、総米600〜800kg程度の小さなロットで仕込むのが特徴です。仕込み総量を絞ることで、発酵中の細やかな変化に目を配りながらきめ細かくコントロールでき、本醸造酒から大吟醸酒まで一貫して丁寧な管理を行っています。この体制により、冷房・冷却設備を用いて一年を通じて酒を仕込む「四季醸造」を実現し、火入れを行いながらも搾りたてのようなフレッシュな味わいを保っています。

使用する米は地元・三重県産の山田錦や神の穂を軸に、愛山や雄町といった県外産の酒米も仕込みごとに使い分けています。

蔵データ

所在地

三重県鈴鹿市若松東3-9-33

創業

1869年(三重県)

公式サイト

seizaburo.jp

代表銘柄

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:「酒の価値は蔵だけでなく、酒販店・料飲店・飲み手まで関わるみんなで『作る』もの」という思いを銘に込めた特約店限定ブランドです。比較的小さな仕込みタンクで日々の変化に目を配りながら醸すことで、柔らかな口当たりとキレの良さ、クリアで透明感のある味わいを実現しています。2016年には伊勢志摩サミットの乾杯酒に採用され、2017年のSAKE COMPETITION純米酒部門では蔵内の2銘柄が1位・2位を占めるワンツーフィニッシュを達成しました。

鈴鹿川:清水清三郎商店の創業以来の銘柄で、地元に根ざした定番ブランドです。地元鈴鹿の伝統工芸である伊勢型紙の文様をラベルに用い、自分らしいスタイルで気楽に愉しめる普段の食中酒として位置づけられています。鈴鹿山脈の伏流水と、その水が育んだ地元の米を用い、伝統的な杜氏の技術を受け継ぎながら醸されています。

Noname Irodori 紺碧:三重県内の複数の蔵が参加する日本酒ブランド「No name irodori」シリーズの一本として、清水清三郎商店が醸造を手掛けています。地元産米「みえのゆめ」を用いた中取り酒で、青リンゴを思わせるフルーティーな香りと、甘みからすっきりとしたキレへ続く軽快な味わいが特徴です。

イセノハナ:清水清三郎商店の地元(東海)限定酒として、鈴鹿の伝統工芸・伊勢型紙の文様をあしらったパッケージで展開されていた純米吟醸酒です。のちに純米大吟醸へとグレードアップし、「イセノナミ」として販売されています。倭姫命にまつわる故事にちなんで名付けられ、白ユリや水仙を思わせる華やかな香りと、和梨やメロンのような柔らかな甘み、透明感のあるすっきりとした後味が特徴です。

見学・購入

蔵見学

なし

補足

公式サイトによると、蔵見学および酒の小売り販売は実施していません。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

同じ三重県の酒蔵

出典

mie-sake.or.jp / seizaburo.jp / ccifj.or.jp / sakenomy.jp / sasas.jp / prtimes.jp / suzuka-bussan.jp / saketime.jp / jizake-mie.com / sake-times.com / sakagura-press.com / jizake-mie.jp / ootaya-sake.com / imadeya.co.jp

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