SAKE BREWERY — NIIGATA
鮎正宗酒造
紹介
1875年(明治8年)に初代・飯吉彦左衛門が良質な湧き水を用いて酒造りを始めた、新潟県妙高市猿橋に位置する老舗酒蔵です。蔵の下からは毎時6トンもの自然湧水(伏流水)が湧き出ており、この清らかな水を用いて酒が醸されています。代表銘柄の「鮎正宗」という酒名は、昭和初期に妙高高原の赤倉に滞在した京都伏見の若宮博義殿下が、周辺で鮎釣りをした際に命名したことに由来します。
県下有数の豪雪地帯という寒冷な自然環境のもとで醸されるお酒は、やわらかな口当たりとさらりとした旨甘味、すっと消えるキレの良さが特徴です。賞歴としては、全国新酒鑑評会での金賞受賞や、関東信越国税局酒類鑑評会での最優秀賞(主席第一位)などの受賞実績があります。
歴史
鮎正宗酒造は、明治8年(1875年)に初代・飯吉彦左衛門が創業した新潟県妙高市猿橋の酒蔵です。蔵のそばの山から湧き出る良質な水を用いて酒を醸したことがその始まりとされています。所在地の猿橋地区は県内有数の豪雪地帯として知られ、冬には深い雪に囲まれる自然環境の中で酒造りが続けられてきました。2025年には創業150周年を記念した日本酒を発売しています。
代表銘柄「鮎正宗」の酒名は、昭和初期、妙高高原の赤倉に滞在した伏見宮家の博義王が、この地で鮎釣りをした折に名付けたものと蔵では伝えています。清酒の主力ラインは「鮎正宗」「鮎」「初鮎」と、いずれも鮎の名を冠しています。
敷地内に建つ茅葺き屋根の建物は、移築されてから140年ほどになる古民家で、釘を1本も使わないケヤキ造りとされています。屋根の厚みは通常の倍ほどあり、冬に2メートルほど積もる雪にも耐える造りになっています。蔵の入り口には、樹齢300年以上ともいわれるヒノキの木が立っています。
全国新酒鑑評会では平成28・29酒造年度に2年連続で金賞を受賞し、平成19酒造年度にも金賞を受けています。関東信越国税局酒類鑑評会でも第73回で最優秀賞を受けたほか、純米酒の部で金賞を受けた実績があります。現在は6代目・飯吉由美社長のもとで蔵が営まれており、スパークリング清酒「Sweetfish」(2015年発売)など、女性の視点を生かした新商品の企画を手がけてきました。
酒造り
仕込み水には、蔵に寄り添う山の地下深くから自然に湧き出る伏流水を用いています。この水は豊富な水量を誇る柔らかな軟水で、枯れることなく湧き続けているといいます。この水と新潟県産の米を原料に、蔵人が一つ一つの工程に手をかけて酒を醸しています。
蒸米には「抜け掛け法」と呼ばれる、米粒を一粒ずつ潰さないように蒸し上げる昔ながらの技法を採用しているとされます。手間のかかる作業ではあるものの、この伝統的な蒸米方法が代々受け継がれてきました。県下有数の豪雪地帯という寒冷な環境も、じっくりとした発酵に生かされています。
こうして醸される酒は、やわらかな口当たりとさらりとした旨みのある甘さ、すっと消えるキレの良さを特徴としています。また、蔵では排水を浄化する設備を備えるなど、酒造りに伴う環境への配慮にも取り組んでいるとされています。
蔵データ
代表銘柄
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鮎正宗
968円
楽天で見る
- 初鮎
- 鮎
- あゆカップ
初鮎:「初鮎」は、生酒や生貯蔵酒を中心としたシリーズです。純米吟醸生酒は精米歩合50%・アルコール分16度で冬季限定、特別本醸造生貯蔵酒は精米歩合58%・アルコール分14度で通年販売されています。フレッシュな味わいを楽しめる商品として位置づけられています。
鮎:「鮎」は、蔵の看板となる大吟醸・純米吟醸を中心とした上級シリーズです。精米歩合40%・アルコール分17度の大吟醸原酒(冬季限定)と、同じ精米歩合でアルコール分16度の大吟醸(通年)を軸に、精米歩合50〜58%・アルコール分15〜16度の純米吟醸まで複数のグレードを揃えています。雪中貯蔵酒(夏季限定)や冬季限定の純米吟醸原酒古酒など、季節限定品も展開されています。
あゆカップ:「あゆカップ」は、本醸造酒「鮎正宗」を180ml入りのカップに詰めた商品です。精米歩合70%・アルコール分15度の本醸造酒で、一升瓶や四合瓶と同じ酒質をそのまま手軽なサイズで楽しめます。鮎をあしらった絵柄のパッケージが特徴で、冷やしても燗をつけても楽しめ、晩酌のもう一本としても、旅先での土産物としても親しまれています。
鮎正宗:「鮎正宗」は、純米酒や本醸造を中心とする蔵の基幹シリーズです。代表的な純米酒(精米歩合65%・アルコール分15度・通年販売)はマイルドで上品な口当たりでやや甘口とされ、精米歩合58%の特別本醸造や精米歩合70%の本醸造、冬季限定の純米生原酒(アルコール分17度)など幅広いラインナップを揃えています。
見学・購入
なし
蔵に隣接する売店には利き酒コーナーが設けられており、各種日本酒を試飲したうえで、気に入った銘柄をその場で購入することができます。
製造現場である蔵内部の見学は行っていません。敷地内の湧き水や茅葺きの建物は見学できる場合がありますが、製造の都合で不可のこともあるため、訪問前に電話またはメールで確認するのが確実です。売店の営業時間は8時30分から17時までで、電話でのお問い合わせは平日9時から17時までとなっています。日曜・祝日は休み、土曜日は要問い合わせとされています。駐車場は大型バスも駐車可能で、最寄りのえちごトキめき鉄道関山駅からは車で約10分の距離です。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
niigata-sake.or.jp / ayumasamune.com / sake-harasho.com / sakenomy.jp / maff.go.jp / hachimanya.net / nrib.go.jp / rurubu.jp / nfcnet.co.jp / the-niigata.jp
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