和田酒造
代表銘柄:あら玉
山形県
YAMAGATA
1797年創業
江戸中期の寛政9年(1797年)、山形県河北町谷地にて創業した酒蔵です。地元密着型と少量高品質を掲げ、製造量の約8割が山形県内で消費される「地産地消」の酒造りを続けています。
仕込み水には万年雪をいただく霊峰月山の軟らかな伏流水を使用。かつて絶滅の危機にあった地元の酒造好適米「改良信交」を契約栽培で復活させたほか、「雪女神」や「出羽燦々」といった山形県産の酒米と地元蔵人の手造りにこだわっています。代表銘柄の「あら玉」は、おめでたい意味を持つ和歌の枕詞に由来します。
伝統的な寒造りの技術を守りながら丁寧な酒造りを貫き、全国新酒鑑評会において通算19回の金賞を受賞。2014年度全米日本酒歓評会の大吟醸A部門でのグランプリや令和元年の東北清酒鑑評会吟醸酒の部での最優秀賞など、国内外の数々の鑑評会でも高い評価を獲得しています。
和田酒造の歩み
和田酒造は、江戸中期にあたる寛政9年(1797年)、現在の山形県西村山郡河北町谷地にあたる地で創業しました。創業から200年以上にわたり酒造りを続けており、江戸時代に記された商人名鑑「東講商人鑑」にもその名が記されています。看板銘柄である「あら玉」は登録商標で、日本の和歌において新年を意味する枕詞に由来し、おめでたい席にふさわしい酒として名付けられたと伝えられています。
創業の地である河北町谷地は、最上川の水運を通じて京都の文化が伝えられた土地です。紅花の交易とともにもたらされた京雛にちなむひな市に加え、約400年の歳月を刻む谷地八幡宮の例祭・谷地どんが祭りでは、1100年以上にわたり一子相伝で受け継がれてきた谷地舞楽が奉納され、今も町を鮮やかに彩っています。
河北町は古くから米作りが盛んで、反収日本一を何度も記録した土地柄です。この地で近年まで山形県で唯一の酒造好適米として栽培されてきた「改良信交」は、幻の酒米とも呼ばれます。丈が高く栽培が難しいうえに、かつて草履の材料となる藁の需要が減ったことで一時は絶滅寸前まで追い込まれましたが、これを酒米として復活させようと地元での契約栽培が始められたと伝えられており、今も大切に受け継がれています。
年間の製造石数は約600石と小規模ながら、出荷の約8割が山形県内で消費される「地産地消」の酒蔵です。蔵人はすべて地元の人々が務め、少量高品質と心の伝わる酒造りを掲げています。
酒造りの特徴
仕込み水には、万年雪をいただく霊峰月山の伏流水を使用しています。きめ細かな軟水がやわらかな酒質を生み出し、酒造期に入ると雪が音もなく降り積もって空気を浄化し、蔵内を清潔に保つことから、米・水・空気の三拍子がそろった酒造りの適地とされています。
看板銘柄「あら玉」を象徴する商標「あら玉 月山丸」は、全国新酒鑑評会において平成14酒造年度以降だけで17回入賞し、このうち平成14・15・17・19・20・23・24・25・28・30酒造年度と令和2・4酒造年度の12回は金賞、平成18・21・22・27酒造年度と令和3酒造年度は入賞という成績です。これ以前の受賞も含めると、金賞は通算19回に上ります。平成29年と令和4年の東北清酒鑑評会では、吟醸酒の部でも優等賞を受けています。
山田錦を35%まで磨いた市販の大吟醸「名刀 月山丸」は令和2酒造年度の金賞を受けた酒であり、令和元年の東北清酒鑑評会吟醸酒の部で最優秀賞、2019年度秋季全国酒類コンクール大吟醸部門で第1位特別優秀賞、令和3年の東北清酒鑑評会吟醸酒の部で評価員特別賞も受賞しています。
醪をさらしの袋に入れ、滴り落ちるしずくだけを集めて仕込む「しずく採り原酒 大吟醸 名刀 月山丸」は、2014年度全米日本酒歓評会の大吟醸A部門でグランプリを受賞したほか、2019年度は同部門で金賞、2020年度は銀賞を獲得しています。IWC2019のSAKE部門大吟醸酒の部では金メダル、2020・2021・2023年には銀メダルを重ねています。
純米大吟醸酒には、山形県が育成した「出羽燦々」や「雪女神」、地元契約栽培の「改良信交」、明治期に山形県で発見された「亀の尾」など多彩な酒米を使い分けています。「出羽燦々 純米大吟醸 あら玉」はIWC2018のSAKE部門純米大吟醸の部で銅メダル、ワイングラスでおいしい日本酒アワード2016のメイン部門で最高金賞(2017年は金賞)、2013年度の全米日本酒歓評会大吟醸A部門で銀賞を受賞し、全国燗酒コンテスト2026ではプレミアムぬる燗部門で金賞を受けています。
「雪女神 純米大吟醸 あら玉」はKURA MASTER 2019の純米大吟醸部門でプラチナ賞(2017年は金賞)、IWC2019のSAKE部門純米大吟醸の部で銀メダル、2018年度春季全国酒類コンクールで第1位、ワイングラスでおいしい日本酒アワードのプレミアム大吟醸部門で金賞を獲得し、平成29年と令和4年の東北清酒鑑評会純米酒の部でも優等賞を受賞しています。
地元契約栽培の「改良信交」を全量使用した純米吟醸「改良信交 純米吟醸 あら玉」は全国燗酒コンテスト2018のプレミアム燗酒部門で金賞を、純米大吟醸「改良信交 純米大吟醸 あら玉」はミラノ酒チャレンジ2019の純米大吟醸部門でプラチナ賞(ベストデザイン賞ではデザインプラチナ賞)とVinitaly SAKE 2018で5つ星を、全国燗酒コンテスト2023のプレミアム燗酒部門で金賞を、それぞれ受賞しています。
代表銘柄
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あら玉
「あら玉」は、和歌で新年を意味する枕詞に由来する登録商標で、和田酒造の看板銘柄です。商標「あら玉 月山丸」は全国新酒鑑評会で平成14酒造年度以降だけで12回の金賞を受賞し、これ以前を含めると蔵全体で通算19回に上ります。出羽燦々や雪女神、地元契約栽培の「改良信交」を使った純米大吟醸もそろい、IWCやミラノ酒チャレンジなど海外の品評会でも高い評価を得ています。
楽天で商品を見る蔵の基本情報
- 所在地
- 山形県西村山郡河北町谷地甲17
- 創業
- 1797年
- 公式サイト
- aratama-wada.com
出典
yamagata-sake.or.jp / aratama-wada.com / yohkoyama.com / nrib.go.jp / nta.go.jp / sakeappraisal.org / kansake.jp / tohoku-sakurakaido.jp
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