SAKE BREWERY — IBARAKI
結城酒造
紹介
茨城県結城市に位置する、安政年間(1854年〜1860年)創業の老舗酒蔵。鬼怒川水系の伏流水を仕込み水とし、手造りにこだわった酒造りを行っている。創業以来の伝統銘柄「富久福」や、地元名産の絹織物「結城紬」に由来し「人と人、人と酒、人と町を結ぶ」という願いが込められた「結ゆい」などを展開。2002年の全国新酒鑑評会で大吟醸酒「富久福」が金賞を受賞したほか、雄町サミット等でも多数の受賞歴を持つ。茨城県独自の制度である「常陸杜氏」第1期生に認定された蔵元杜氏の浦里美智子氏を中心に、家族中心の体制でふくよかで柔らかな味わいの酒を醸す。江戸末期建築の酒蔵などは国の登録有形文化財に登録されていたが、2022年5月の火災により酒蔵などが焼失。現在は他蔵(北海道の三千櫻酒造や茨城県の来福酒造など)の協力を受けて醸造を続けながら再建が進められている。
歴史
結城酒造は、茨城県結城市結城に本社を置く蔵で、公式の会社概要では創業年を1594年としています。一方でウィキペディアでは慶長元年(1596年)創業とされ、1859年(安政6年)付の酒造鑑札が保管されていることから、酒造業そのものの開始を安政年間とする資料もあります。
蔵のシンボルであるレンガ造りの煙突は1903年(明治36年)の建造で、長く現役の設備として使われてきました。安政年間ごろに建てられたとされる木造2階建の酒蔵「安政蔵」、慶応年間に建てられた木造2階建の酒蔵「新蔵」、このレンガ煙突の3棟は、2000年4月28日付で国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。
2022年5月11日午後2時45分ごろ、蔵内のボイラーからの出火と通報されており、隣接する木造2階建ての住宅に延焼し、登録有形文化財であった酒蔵2棟(安政蔵・新蔵)を含む計約1,114平方メートルが全焼しました。けが人はなく、煙突は倒壊を免れて現存しており、登録有形文化財としての登録も続いています。
火災後、蔵元杜氏の浦里美智子氏は北海道東川町の三千櫻酒造に、代表の浦里昌明氏は茨城県内の来福酒造に、それぞれ出向き、受け入れ先の協力を得て醸造を続け、火災後初めて仕込んだ新酒を出荷しました。茨城県酒造組合の支部や全国の酒販店・消費者による支援・義援金募集も行われ、結城市長が行政面での支援に言及したとも報じられています。結城市内での醸造再開を2025年中に目指すという方針が報道された一方、それ以降の自社蔵での再建完了や醸造再開を裏付ける最新の一次情報は確認できませんでした。
杜氏を務める浦里美智子氏は、茨城県独自の杜氏認定制度「常陸杜氏」の第一期生(2019年認定)です。代表の浦里昌明氏とともに家族中心の体制で酒造りを行ってきた蔵として知られています。
酒造り
結城酒造は、鬼怒川水系の伏流水を仕込み水に用い、口当たりが柔らかくふくよかな味わいを目指した酒造りを特徴としてきました。朝晩冷え込み乾燥しやすい結城の気候を生かした寒仕込みで醸すとされています。現在は蔵元杜氏が醸す体制となり、家族中心の小規模な蔵として知られています。
原料米は、醸す酒の種類に応じて各地の品種から選ばれており、岡山県産の赤磐雄町、兵庫県産の山田錦のほか、北海道産のきたしずく・吟風・彗星といった品種の使用も確認できます。全量を特定名称酒として造り、精米歩合を細かく変えた純米大吟醸から特別純米・特別本醸造まで幅広い等級を展開してきました。
2022年5月の火災以降は、来福酒造(茨城県)や三千櫻酒造(北海道東川町)の設備を借りる形で醸造を継続しており、結城酒造として選んだ酒米を用いつつも、実際の醸造工程は受け入れ先の蔵の設備・環境に依存する状態が続いています。
蔵データ
代表銘柄
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- 銅鑼美
- 呑美多
結ゆい:結城の特産品である絹織物「結城紬」の糸が人と人を結ぶことになぞらえ、「人と人、人と酒、人と町を結ぶ」という願いを込めて名づけられた銘柄です。岡山県産赤磐雄町米や山田錦など複数の原料米を用い、精米歩合38〜60%台で純米大吟醸から特別純米まで展開しています。柔らかな口当たりの中に張りのある甘みが感じられる味わいと評されています。
富久福:結城酒造の創業以来引き継がれてきた伝統銘柄です。山田錦や赤磐雄町米を原料とする特別純米酒・純米酒などとして造られ、精米歩合はおおむね60〜90%台の商品が展開されています。米の旨味を感じる芳醇な味わいが特徴とされ、氷温で短期熟成させた「芳醇 art label」などもラインアップされています。
見学・購入
本社所在地は茨城県結城市結城1589で、JR水戸線結城駅から徒歩約10分です。2022年5月の火災により従来の酒蔵施設が被災し、現在は来福酒造・三千櫻酒造での醸造が続いているため、直売所の営業状況や蔵見学の可否については最新情報を確認できませんでした。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
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出典
ibarakiguide.jp / wikipedia.org / japansake.or.jp / yahoo.co.jp / jimcontent.com / sakestreet.com / youtube.com / sakenomy.jp / sakagura-press.com / kobokudo.jp / aibasaketen.com / yuki-sake.com / ja.wikipedia.org / ibarakinews.jp / tokyo-np.co.jp / jp.sake-times.com / lucky-ibaraki.com / sushi-kaneki.co.jp / saketime.jp / city.yuki.lg.jp / diamond.jp / sakeai.com
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