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増本酒造場

代表銘柄:近江藤兵衛・薄櫻

滋賀県

SHIGA

1868年創業

滋賀県東近江市(旧・能登川)に所在する増本酒造場(増本藤兵衛酒造場)は、明治元年(1868年)に初代・増本藤兵衛によって創業された酒蔵です。代表銘柄「薄桜」は、創業当時、近くの神社の境内に咲く桜の美しさに感動した初代が「淡い桜のようにきれいなお酒を」と願い命名されました。

酒造りにはすべて滋賀県産の酒米と鈴鹿山系の良質な伏流水を用い、少量で丁寧な手仕込みを徹底しています。長年にわたり能登杜氏を迎えて醸していましたが、平成25年からは蔵元自身が杜氏を務める「蔵元杜氏」となり、伝統の技と想いを引き継いで酒造りを行っています。新たに展開する銘柄「近江藤兵衛」や、愛らしいラベルの「花と猫」など、新しい味わいや提案にも意欲的に取り組んでいます。

受賞歴としては、平成5年の全国新酒鑑評会における金賞受賞や、平成19年(2007年)の「滋賀地酒の祭典」における知事賞受賞などがあります。

増本酒造場の歩み

増本藤兵衛酒造場は、明治元年(1868年)に初代・増本藤兵衛が創業した酒蔵です。所在地は滋賀県東近江市神郷町で、合併前の旧・能登川の地にあたります。能登川地区で唯一の酒蔵として、地元で長く親しまれてきました。蔵の代表者は4代目の増本藤兵衛さんで、創業者の初代と同じ藤兵衛の名を名乗っています。

代表銘柄の「薄桜」は、創業のころ近くの神社の境内に咲いていた桜の美しさに感動した初代藤兵衛が、淡い桜色のように美しい酒を造りたいと願って名付けたものです。

長年にわたり、酒造りは能登杜氏を迎えて行ってきました。その杜氏が高齢で引退したため、平成25酒造年度からは増本庄治さんが杜氏となり、蔵元自身が酒を醸す蔵元杜氏の体制になっています。増本さんは平成8年(1996年)に他の蔵で蔵人修行を始め、醸造研究所で講習生、のちに研修生として約1年半学んだのち、平成11年(1999年)5月に蔵へ戻りました。杜氏になった最初の年には、引退した前杜氏がわざわざ技術指導に訪れ、助言を受けながら大吟醸「吟水晶」を一緒に仕込みました。2024年時点では、5代目の蔵元が蔵を率いています。

受賞では、平成5年(1993年)の全国新酒鑑評会で金賞を受賞しています。また、滋賀県酒造組合が主催する「滋賀地酒の祭典」の「みんなで選ぶ滋賀の地酒会」では、第1回の平成19年(2007年)に「薄桜 純米吟醸原酒」が総合1位の知事賞に選ばれました。この会は、一般のモニターが銘柄を伏せたブラインドできき酒をして投票する方式で、総合1位に知事賞、各部門の上位に「びわ湖賞」が贈られます。増本酒造場の酒はこの年、知事賞のほかに「薄桜 本醸造原酒」と「薄桜 純米酒」もびわ湖賞を受けました。

びわ湖賞はその後も、平成20年(2008年)、平成21年(2009年)、平成23年(2011年)、平成25年(2013年)、平成29年(2017年)、平成30年(2018年)、令和元年(2019年)に受け、2007年から2019年までの8回の開催で受賞しています。純米無濾過生原酒の近江藤兵衛(平成20・21年)や、純米生酒「花と猫」(平成30年・令和元年)も選ばれました。

酒造りの特徴

酒造りの方針は、原料米をすべて滋賀県産にそろえ、鈴鹿山系の良質な伏流水で仕込むことです。大変小さな蔵で、少量を吟味して造っています。原料の選別や造りの手法に手間を惜しまず、代々受け継いだ手法を大切にしながら、米の味を引き出した旨みのある味わいを目指しています。

薄桜には、特別本醸造、純米酒、純米吟醸、純米大吟醸、大吟醸と幅広い種類があります。「薄桜 特別本醸造」の原料米は滋賀県産の吟吹雪で、アルコール度数は15度、お燗は上燗(45度)が蔵元のおすすめです。平成29年の祭典には、日本晴を精米歩合70%にした純米酒、山田錦を精米歩合50%にした純米大吟醸、精米歩合40%の大吟醸「吟水晶」が出品されました。

薄桜の限定流通ブランド「花と猫」は、愛らしいラベルが特徴の純米酒です。滋賀県産の酒造好適米・吟吹雪を使った商品が流通し、冷やして飲むのがおすすめです。近江藤兵衛は、生酒を中心に多様なタイプを展開する銘柄です。

代表銘柄

近江藤兵衛

近江藤兵衛は、増本藤兵衛酒造場が薄桜と並べて展開するもう一つの銘柄で、蔵元の名を冠しています。純米吟醸生原酒、山廃純米火入れ原酒、純米生原酒「秋の詩」、純米生原酒「吟吹雪」など、生酒を中心に多彩なタイプがそろいます。滋賀地酒の祭典では、近江藤兵衛 純米無濾過生原酒が平成20年と平成21年の2年続けてびわ湖賞を受けました。

薄櫻

薄桜は、初代藤兵衛が近くの神社の桜に心を動かされ、淡い桜色のように美しい酒をと願って名付けた蔵の代表銘柄です。滋賀県産の米と鈴鹿山系の伏流水で仕込み、やわらかな口当たりで食中酒に向く酒質です。特別本醸造から大吟醸まで幅広く、平成19年の滋賀地酒の祭典では、薄桜 純米吟醸原酒が総合1位の知事賞に選ばれました。

見学・購入

蔵見学
なし
直売所
蔵の近くにある、家族で営む増本酒店(東近江市神郷町)で購入できます。
補足
蔵の見学、試飲、酒造り体験は受け付けていません。小さな蔵のため、出荷してすぐに売り切れる銘柄もあります。

見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。

蔵の基本情報

所在地
滋賀県東近江市神郷町1019
創業
1868年
公式サイト
www.ususakura.jp

出典

shiga-sake.net / sushikano.jp / fujimatsu-online.com / sakeworld.jp / rakuten.co.jp / shiga-jizake.net / jozo.or.jp / higashiomi.net / imashiga.com / item.rakuten.co.jp / kosuga-saketen.com

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