清洲桜醸造
代表銘柄:鬼ころし・清須・清洲城 信長 しぼりたて
愛知県
AICHI
1853年創業
1853年(嘉永6年)創業。織田信長ゆかりの地である愛知県清須市、清洲城の近くに蔵を構え、木曽川水系の良質な水と国産米を用いて酒造りを行っている。1984年発売の紙パック入り清酒である代表銘柄「清洲城信長 鬼ころし」をはじめ、日常酒から「純米大吟醸39祥鳳」や「濃姫の里 隠し吟醸」といった特定名称酒まで幅広く展開している。「毎日の生活の中で愛飲する日常酒」を軸とした品質本位の酒造りを貫いており、全国新酒鑑評会での金賞受賞は通算9回(2020年6月末現在の公式集計)を数える。
また、清酒の技術や設備を活かした清酒酵母仕込みのウイスキーをはじめ、ジン・ウォッカといったクラフトスピリッツや焼酎、リキュール類まで手掛ける総合酒類メーカーとしても知られている。
清洲桜醸造の歩み
清洲桜醸造の歴史は、嘉永6年10月(1853年)の創業にさかのぼります。創業の地は、織田信長の居城として知られた清洲城の近く、現在の愛知県清須市清洲にあたります。創業当初からの銘柄「清洲桜」は、普通酒や本醸造として現在も造られています。
昭和24年10月(1949年)には、現在の清洲桜醸造株式会社として法人を設立しました。
昭和59年(1984年)、紙パック入り清酒の草分けとなる「清洲城信長 鬼ころし」を発売しました。名称は、蔵のそばにある清洲城が織田信長が桶狭間の戦いで大勝利を収めた出世城であったことにちなんでおり、この銘柄が中部地方を中心に全国で広く流通するようになったことが、清洲桜醸造の名を全国区に押し上げる転機となりました。最盛期の2003年には清酒の製造石数が約7万5000石に達し、全国でもトップ10に迫る出荷量を記録しました。
現在は日本酒に加え、焼酎・果実酒・リキュール・スピリッツ・ウイスキーまで手掛ける総合酒類メーカーとなっており、2022年度の出荷量は約4万55石で、東海4県では首位を保っています。販売先は日本全国のほか、中国・韓国・台湾など海外約20か国に及びます。
酒造りの特徴
酒造りには、普通酒から大吟醸酒まで各クラスに共通して木曽川水系の良質な水を用いています。コンピューター制御による温度管理や自動撹拌などの設備を導入し、年間を通じて安定した品質のお酒を造り続けており、日々の食卓で気軽に楽しめる「日常酒」としての品質を重視する姿勢を経営方針として掲げています。なお、蔵元の一般公開(見学)は行っていません。
全国新酒鑑評会では、平成15年から令和8年にかけての発表分で清洲桜醸造は8回入賞しています。うち金賞は平成15年・平成18年・平成19年(銘柄「清洲桜」)、平成21年・平成26年(銘柄「大吟醸 楽園」)の5回です。同社はこれに先立つ平成9年・平成11年・平成13年・平成14年にも全国新酒鑑評会で金賞を受けています。令和8年発表分にも「祥鳳」の名で入賞していますが、同社はこの年、金賞には届きませんでした。
近年は全国燗酒コンテストやワイングラスでおいしい日本酒アワードといった民間の品評会でも実績を重ねています。「大吟醸39 祥鳳」は全国燗酒コンテスト2020のプレミアム燗酒部門で最高金賞を受賞し、「純米大吟醸39 祥鳳」も2022年の同部門で最高金賞を受賞しました。2021年は両銘柄がそろって同部門で金賞を受けています。「濃姫の里 隠し吟醸」も、2020年と2021年のワイングラスでおいしい日本酒アワードでメイン部門の金賞を受賞しています。令和8年には愛知県新酒品評会で最優秀賞にあたる愛知県知事賞を受けています。
清酒造りで培った技術や設備を生かし、清酒酵母を使用したジャパニーズウイスキー「愛知クラフトウイスキー キヨス」や、愛知県産のボタニカルを使った愛知県初のクラフトジンなど、ウォッカ・焼酎・リキュール類まで幅広く手掛けています。これらの洋酒でも受賞歴があり、「愛知クラフトジン キヨス」は2020年のIWSCで金賞を、「愛知クラフトウイスキー キヨス」は2022年の東京ウイスキー&スピリッツコンペティションで銀賞を、それぞれ獲得しています。
代表銘柄
鬼ころし
正式名称は「清洲城信長 鬼ころし」で、清洲桜醸造の看板銘柄です。1984年の発売以来、紙パック入り清酒の草分けとして中部地方を中心に全国へ広まりました。名称は、蔵のそばにある清洲城が織田信長が桶狭間の戦いで大勝利を収めた出世城であることにちなみます。やや辛口で飲み飽きしない、芳醇な香りとコクのある味わいが特徴です。全国燗酒コンテストでは2020年と2023年のお値打ち熱燗部門で、それぞれ金賞を受賞しました。
清須
正式名称は「純米吟醸 清須」で、精米歩合58%まで磨いた純米吟醸酒です。フルーティーな香りとお米の旨みを感じる、やや辛口でスッキリとした後味が持ち味です。全国燗酒コンテストでは2022年と2025年のお値打ち熱燗部門で、それぞれ金賞を受賞しています。アルコール分は15度、日本酒度は+1、酸度1.5です。
清洲城 信長 しぼりたて
しぼりたて特有のフレッシュな味と香りが持ち味で、常温でもキリッと冷やしても楽しめます。ワイングラスでおいしい日本酒アワードでは、2021年と2024年のメイン部門で、それぞれ金賞を受賞しました。アルコール分14度、日本酒度は+1、酸度1.4で、900mlや180mlなど紙パックのラインナップで展開されています。
見学・購入
- 蔵見学
- なし
- 直売所
- 自社運営のオンラインショップで購入できます。
- 補足
- 日本全国のほか、中国・韓国・台湾など海外約20か国でも販売されています。
見学・販売の情報は変わることがあります。訪問前に公式サイト等でご確認ください。
蔵の基本情報
- 所在地
- 愛知県清須市清洲1692番地
- 創業
- 1853年
- 公式サイト
- onikoroshi.co.jp
出典
japansake.or.jp / onikoroshi.co.jp / jwic.jp / sakagura-press.com / hakko-aichi.jp / oishiisake.jp / sakedata.jp / maff.go.jp / sakenagoya.com / wikipedia.org / nrib.go.jp / jizake.com / jp.sake-times.com / ja.wikipedia.org
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